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激動の昭和史 軍閥

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  • 平均評点

    67.8点(132人)

  • 観たひと

    220

  • 観たいひと

    10

  • レビューの数

    28

基本情報

ジャンル 歴史劇
製作国 日本
製作年 1970
公開年月日 1970/8/11
上映時間 133分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督堀川弘通 
脚本笠原良三 
製作藤本真澄 
針生宏 
撮影山田一夫 
美術阿久根巖 
育野重一 
音楽真鍋理一郎 
録音渡会伸 
照明石井長四郎 
編集黒岩義民 
製作担当者森本朴 
助監督松本正志 
記録藤本文枝 
スチル吉崎松雄 
合成三瓶一信 

キャスト

出演中村又五郎 天皇
小林桂樹 東条英機
中谷一郎 佐野
垂水悟郎 武井
睦五郎 石田軍務課員
冨田浩太郎 富本次官
森幹太 小山秘書官
石山健二郎 杉山元
玉川伊佐男 塚本
藤岡重慶 中田
青木義朗 辻井
椎原邦彦 田部
福田秀実 小島中佐
小沢弘治 片桐少佐
宮川洋一 杉村
三船敏郎 山本五十六
細川俊夫 島田繁太郎
北龍二 及川古志郎
波多野憲 中川軍務課員
三橋達也 大西滝次郎
安部徹 南雲忠一
土屋嘉男 岡辺
船戸順 黒島先任参謀
勝部義夫 赤城通信参謀
大前亘 長門通信将校
向井淳一郎 司令官
藤田進 永野修身
田島義文 内藤
緒方燐作 福山
平田昭彦 富田
佐原健二 岡本
当銀長太郎 庄司
江原達怡 三国参謀
久保明 高見参謀
原保美 栗原報道部長
堺左千夫 北村上等兵
鈴木和夫 陸軍下士官
岩本弘司 伝令兵
広瀬正一 
伊藤孝雄 中村
田中浩 結城
木村博人 田宮
新田昌玄 丘中尉
黒沢年男 島垣
加山雄三 新井五郎記者
志村喬 竹田編集総長
清水元 吉沢編集局長
北村和夫 山中政治部長
中原成男 添田整理部長
寺田農 藤井記者
高津住男 横山記者
岸田森 高倉記者
佐田豊 後藤
上西孝 給仕A
小笠原優悦 給仕B
加藤春哉 黒潮会記者
神山繁 近衛文磨
中村伸郎 木戸幸一
山村聡 米内光政
清水将夫 来栖三郎
宮口精二 東郷茂徳
安川徳三 豊田貞次郎
小山源喜 鈴木貞次郎
山本武 賀屋興宣
宮本曠二郎 原嘉道
落合義雄 岡田啓介
藤山竜一 広田弘毅
佐々木孝丸 若槻礼次郎
岡泰正 阿部信行
野村清一郎 平沼騏一郎
田村奈巳 新井きみ江
中真千子 隣組の婦人
矢野洋子 若い母
天本英世 冬木先生
南風夕子 東条夫人

解説

激動の時代を生きた日本人の魂の真実を描こうとした「日本のいちばん長い日」につづく“激動の昭和史”シリーズ第二作。新名丈夫著『政治』をもとに、「続社長学ABC」の笠原良三が脚本を書き、「狙撃」の堀川弘通が監督した。撮影は「待ち伏せ」の山田一夫が担当。全国公開は1970年9月12日より。

あらすじ

二・二六事件の衝撃を利用して、軍部の政治進出がはじまった。日華事変、日独伊三国同盟、軍部は大陸進攻をつづけながら、着々と国内統制を強化して総力戦体制を作りあげて行った。軍部の期待を担って近衛内閣が成立し、東条英機が陸相に就任した。しかし、泥沼に陥った、日華事変に焦った軍部は、南方進出を企て、その結果アメリカとの関係は険悪になった。海軍の米内光政や山本五十六はあくまで対米戦争の不可を強調したが、彼等は次第に孤立化した。そして近衛内閣は倒壊、次期内閣首班は東条に大命降下した。その間にも軍部の中には、開戦への大きな流れが渦を巻いており、東条ももはやそれを替えることは出来なかった。そして開戦。山本五十六指揮による真珠湾奇襲攻撃の大戦果はかやのそとにおかれていた国民を湧かせるに十分だった。マレー沖海戦、シンガポール戦略と、戦果は相いついだ。東条も今までの心労が一気に吹きとんで、大いに意気があがった。しかし、ミッドウェーの大敗を機に戦局は逆転した。そしてガダルカナルの悲惨な敗北。新聞記者新井五郎はこの撤退作戦に海軍報道班員として従軍し、はじめて前線の真相を知った。だが、大本営は厳重な言論統制をしき楽観的な誇大戦果を発表していた。新井は弾圧を覚悟で、真実を報道することを決意した。長い間、真実に飢えていた読者からの反応はすばらしかった。しかし、軍の反応もまた強烈だった。新井は報道班員の召集免除の慣例を無視しての陸軍の策動で徴罰召集された。やがて、サイパン島陥落。王砕した兵士の中には、新井と一緒に召集された老兵たちも混っていた。東条批判の声はますます高まり、内閣総辞職を余儀なくされた。その頃、新井は海軍の尽力で再び報道班員として、フィリピンに赴いていたが、二度と還らぬ特攻機をみながら、戦争をくいとめることが出来たかも知れない新聞人としての自分を責めていた。しかし、もうすべては遅かった。敗戦を信じぬかのように東条のあのカン高い声がなおも響いていた。戦争はそれからなお一年ばかりも続き、激しい空襲に日本の国土も人々も、壊滅的な打撃を受けたのであった。

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