大阪の下町野田にある吉野ミュージック劇場での一条さゆりの引退興行には、若いストリッパーはるみも出演していた。はるみはレスビアンショーから脱皮し一人立ちするという目的がある。そんなはるみにはやくざの恋人大吉がいた。はるみはレズショウのコンビであるまりにコンビの解消をせまるが、まりのヒモである男はめしの食いあげだと反対した。一度いいだしたらあとにはひかないはるみに怒った勇は、はるみを殴り倒す。そんな勇を大吉はドスで刺し、刑務所へ入る。やがてはるみは必死にローソクショーに取り組み、一本立ち出来るストリッパーに成長していった。そして吉野ミュージック一条さゆり引退興行へ出演することになったのである。さゆりは次々とおハコを演じ、ラストのオープンをした瞬間、フラッシュがたかれた。曲の終了後、刑事に踏み込まれさゆりは楽屋で逮捕され、はるみもまた逮捕された。現在一条さゆりは引退し、ささやかにすし屋を開きながら、被告として裁判を待っている。