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ポルノ時代劇 忘八武士道

  • ぽるのじだいげきぼうはちぶしどう
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  • 平均評点

    65.3点(62人)

  • 観たひと

    95

  • 観たいひと

    8

  • レビューの数

    13

基本情報

ジャンル 時代劇 / エロス
製作国 日本
製作年 1973
公開年月日 1973/2/3
上映時間 81分
製作会社 東映京都
配給 東映
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督石井輝男 
脚本佐治乾 
原作小池一雄 
小島剛夕 
企画俊藤浩滋 
橋本慶一 
三村敬三 
撮影鈴木重平 
美術吉村晟 
音楽鏑木創 
録音中山茂二 
照明若木得二 
編集市田勇 
助監督篠塚正秀 
スチール中山健司 

キャスト

出演丹波哲郎 明日死能
伊吹吾郎 白首袈裟蔵
遠藤辰雄 大門四郎兵衛
久野四郎 玉出しの姫次郎
佐藤京一 片目の勘次
原田君事 おけらの金六
ひし美ゆり子 お紋
相川圭子 お陸
池島ルリ子 お甲
一の瀬レナ お時
深江章喜 加太三次郎
内田良平 黒鍬の小角
小林千枝 遊女
北川マキ 遊女
笹木俊志 多門伝八郎
島田秀雄 
小島慶四郎 湯屋の客侍
田貴リエ 湯女
鈴木康弘 やくざの親分
土橋勇 浪人
宮城幸生 浪人
滝義郎 浪人
蓑和田良太 茶屋の客侍
川谷拓三 黒鍬者
浪花五郎 屋台の老人
畑中伶一 荷馬車の男
人見きよし 瓦版売り
野口貴史 町奉行同心
関戸純方 十手者

(C)東映

解説

暗黒の過去を引きずって今日を流れる非情の男の生々流転のありさまを、剣の無情、愛欲非道をからませて描く。原作は小池一雄・作、小島剛夕・画の劇画『忘八武士道』。脚本は「まむしの兄弟 傷害恐喝十八犯」の佐治乾、監督は「緋ぢりめん博徒」の石井輝男、撮影は「恐怖女子高校 女暴力教室」の鈴木重平がそれぞれ担当。

あらすじ

“人斬り死能”と恐れられている非情の男、明日死能は、役人に追われていたが、吉原遊廓の忘八者、白首の袈裟蔵とその一党に助けられた。“忘八者”とは、八つの徳、「孝、悌、忠、信、礼、義、廉、恥」を全て忘れた無法者、人にして人に非ず、人たる姿を忘れた鬼畜外道の集りで、江戸吉原一帯をとりしきる無頼の徒をさして忘八者と称した。明日は白首から仲間入りをすすめられ、そのための“忘八試し”を受けるが、さすがの明日も、外道に徹することはできなかった。しかし、吉原総名主・大門四郎兵衛に気に入れられ、客分にとり立てられた。このころは江戸では、湯女、茶屋女など私娼窟が流行し、御公義にばく大な冥加金を納めている吉原としては、それらをつぶす機会を狙っていたが、明日を味方にしてから、大門はいっきに行動に転じた。大門から初代首斬り浅右衛門が使ったという大刀“鬼包丁”を与えられた明日は次々と私娼窟退治をしていき、以前よりも増して人々から恐れられた。大門は老中の評定所が動くことを期待して、事を荒だてたが、期待に反して老中は、大門との正面衝突を避けるため、秘かに黒鍬者と呼ばれる忍者を放って明日の命を狙った。このため白首の命令でお紋、お陸、お甲ら女忘八者が明日を護衝する。やがて、黒鍬者の襲撃が始った。凄絶な斬り合いが展開される……。一方、大門は江戸中に、茶屋女を、吉原に足抜きさせた者には多大の賞金を出すと広言した。このため、茶屋では相次ぐ女の略奪がつづいた。窮した私娼窟と吉原の関係は一触即発の状態にまでなった。そこで老中が仲裁に入り、大門の総支配下となる共存共栄策が打ち出された。明日を斬る、という条件であった。今や、邪魔な存在となった大門はまず明日を阿片で骨抜きにしてしまう。しかし、全てを知った明日、もうろうとした意識の中で、忘八者、捕物陣を次々と斬っていった。やがて、降りしきる雪を血に染めて明日は力つきてしまった……。

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1973年2月下旬号

日本映画紹介:ポルノ時代劇 忘八武士道