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江戸っ子肌

  • えどっこはだ
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  • 平均評点

    73.6点(16人)

  • 観たひと

    27

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    5

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1961
公開年月日 1961/2/7
上映時間 86分
製作会社 東映京都
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督マキノ雅弘 
脚色結束信二 
原作邦枝完二 
企画杉井進 
撮影吉田貞次 
美術鈴木孝俊 
音楽富永三郎 
録音佐々木稔郎 
照明中山治雄 
編集宮本信太郎 
スチル高瀬和三郎 

キャスト

出演大川橋蔵 吉五郎
黒川弥太郎 次郎吉
桜町弘子 おもん
淡島千景 小いな
山形勲 中原扇十郎
北龍二 村右衛門
時田一男 清吉
倉橋仙太郎 秋造
神木真寿雄 三吉
南郷京之助 源次
堺駿二 助蔵
香川良介 伊兵衛
本郷秀雄 金太
末広恵二郎 銀太
疋田圀男 勘吉
高根利夫 松吉
石黒達也 向井左太夫
阿部九洲男 三原国十郎
小田部通麿 赤尾弥左衛門
津村礼司 八代作兵衛
月形哲之介 伊藤四郎兵衛
伊東亮英 舟五郎
中村時之介 猫六
千原しのぶ おりん
柳永二郎 石町の勘五郎
赤木春恵 おまき
田中春男 猪吉
加藤れい子 お梅
霧島八千代 お杉
谷水喜久子 お倉
紙屋みどり お繁
緋桜陽子 お松
松風利栄子 お由

解説

邦枝完二の原作を、「花かご道中」の結束信二が脚色し、「若き日の次郎長 東海の顔役」のマキノ雅弘が監督した橋蔵の娯楽時代劇。撮影は「花かご道中」の吉田貞次。

あらすじ

加賀鳶の小頭吉五郎は度胸と美貌で華やかに売り出していた。喧嘩もめ事仲裁で呑み代を稼ぐ貧乏御家人中原扇十郎の妹・芸者小いなは吉五郎に惚れていた。吉五郎はある夜、権力を笠にきる旗本向井佐太夫にさらわれた娘を助けたものの、は組の纏持ち次郎吉の嫁おもんと知って困惑した。加賀鳶とは組は互いに火消しでありながら犬猿の間柄であった。おもんを伴い菓子折り下げて現われた次郎吉と、素直に受取る吉五郎の胸と胸には、いつか温いものが通っていたようだ。おもんもまた組の意識を越えた吉五郎のさっぱりした態度にひかれていた。向井は旗本組の面目を保とうと吉五郎に呼び出しをかけてきた。単身向井の屋敷に出かけた吉五郎は、加賀百万石のお抱え火消しのため、斬られこそはしなかったが、体中に鞭の傷跡を残して帰って来た。涙ながらに介抱するおもん。時に聞える半鐘の音、吉五郎はは組のおもんの切火を受けて飛び出した。火事現場での一番纏はは組の次郎吉が振りかざした。その足許にまき起る火焔を消そうと竜吐水の筒先を握るのが加賀鳶の吉五郎だった。次郎吉にしてみればよその竜吐水のお蔭を蒙ったことはは組の恥、吉五郎に切火を打っては組の魂にケチをつけた妹おもんを義絶した。家を飛びだしたおもんは、向井の仲間にさらわれようとして扇十郎に救われた。おもんはこの時小いなを知った。加賀とは組の対立は、市村座の初日に爆発した。事の成り行きで吉五郎と次郎吉も殺気をはらんで対立したが、顔役の勘五郎の仲裁でおさまった。その手打ち式の席上で、おもんに気のあるは組の金太にからまれて座を飛び出した吉五郎を残った席で次郎吉はかばって立った。一方、向井は仲間の旗本と料亭に上がり、小いなにおもんの連れ出しを頼むが、その理不尽を強く諭されて逆上、小いなに一刀を浴びせかけた。それを知った吉五郎であったが、折からの半鐘の音に火事場に飛んだ。各組ひしめく現場は大混乱、物凄い火勢に後退する火消し達の中から加賀の纏を持って吉五郎が飛び込んだ。「火消し仁義を知っている者ア、町も屋敷もねえはずだ。吉五郎を殺すな」は組の次郎吉の一声では組の鳶がどっと続いた。「姐さん、ほら吉五郎さんが纏を振ってる。見えるかい……」遠く料亭の二階屋敷から、おもんは小いなを抱いて叫びつづけた。

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