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赤い影法師

  • あかいかげぼうし
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  • 平均評点

    56.6点(42人)

  • 観たひと

    60

  • 観たいひと

    1

  • レビューの数

    7

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1961
公開年月日 1961/12/24
上映時間 91分
製作会社 東映京都
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督小沢茂弘 
脚色比佐芳武 
原作柴田錬三郎 
企画杉井進 
森義雄 
撮影吉田貞次 
美術井川徳道 
音楽鈴木静一 
録音野津裕男 
照明田中憲次 
編集宮本信太郎 
スチル高瀬和三郎 

キャスト

出演大川橋蔵 若影
木暮実千代 母影
近衛十四郎 服部半蔵
平幹二朗 水野十郎左衛門
大川恵子 遠藤由利
花柳小菊 春日局
望月健佐 徳川家康
河村満和 山川九郎右衛門
楠本健二 坂田三十郎
加藤浩 近藤登之助
香川良介 大国屋治兵衛
有馬宏治 森田屋清右衛門
沢村宗之助 百助
時田一男 月村左内
黒川弥太郎 小野次郎右衛門忠常
玉喜うた子 おたか
西崎みち子 おみよ
国一太郎 福原伝之助
品川隆二 妻片久太郎
大河内傳次郎 柳生宗矩
沢村訥升 徳川家光
戸上城太郎 浅山内蔵助
南郷京之助 榊原兵馬
神木真寿雄 和田久之進
堀正夫 奥山新兵衛
京町かおる お倉
高橋漣 千代
吉田義夫 森田五兵衛
水野浩 戸沢正種
原健策 樋口十郎兵衛
大友柳太朗 柳生十兵衛
里見浩太朗 柳生新太郎
三笠のり子 弥生
富永佳代子 早苗
矢奈木邦二郎 宇野三太夫
明智八百栄 萩江
山田光子 おとく
東野英治郎 鴨甚三郎
山城新伍 菅沼新八郎
小田部通麿 石塚伴作
津村礼司 太刀川三九郎
鈴木金哉 赤石壇右衛門
大丸巌 羽黒山自然坊

解説

週刊文春に連載された柴田錬三郎の同名小説を、「八荒流騎隊」の比佐芳武が脚色。「若君と次男坊」の小沢茂弘が監督した忍法もの。撮影は「右門捕物帖 まぼろし燈篭の女」の吉田貞次。

あらすじ

関ケ原の合戦に石田三成が敗れて十五年、豊臣秀頼との決戦避けがたしと知った徳川家康は伏見城に入った。その夜、警護の伊賀三十六人衆の筆頭服部半蔵は、木曽谷の女忍者を捕え、これを犯した。時は流れて家光の世、江戸の盛り場に母子の手品師が現れた。母はまぎれもなくあの時の女忍者である。母子は三成の娘母影と孫の若影で、仇討の機をうかがっているのだ。旗本水野十郎左衛門の屋敷で、若影は家光が御前試合を開くことを知った。その勝者には太閤倉から奪った無銘剣十振が与えられるという。御前試合の勝者は同じ賊に襲われ、切尖をもぎとられた。柳生十兵衛までが不発を喫した。こうした事態に指南役柳生宗矩、小野次郎右衛門は非常体制を敷いた。春日局が推挙する巴流薙刀の遠藤由利が無銘剣を受けたとき、彼女の身辺に配置されたのが服部半蔵であった。果たせるかな、闇の中から賊が現われた。ひそんでいた半蔵と激闘数合の後、賊は奪った剣を残して逃げ去った。「あれほど母に似ていようとは……」と、半蔵は茫然と呟いた。若影にとっては初めての失敗であった。この夜、若影は母から、十振の剣の一本に三成が軍資金の隠し場所を記していることを聞かされた。その後、菅沼新八郎の屋敷を襲った夜、若影は半蔵と母の会話で自分の父が誰かを知った。由利の持つ剣こそ目当ての品であった。母子は伊賀流忍者を蹴散らして、由利の剣を手に入れた。将軍家恒例の鷹狩りの日、若影は母と由利を連れて、家光の命を狙った。若影の放った火が枯野に拡がる中で、若影と半蔵が対決した。石田、徳川の意地をかけた戦いに双方血まみれとなった。「それまで!」と叫んだのは、柳生十兵衛。互にとどめを刺せない父と子の心持を知って、十兵衛はとめに入ったのだ。そして、父子は静かに剣をひいた……。

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