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何処へ(1966)

  • いずこへ
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  • 平均評点

    54.5点(10人)

  • 観たひと

    24

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    1

基本情報

ジャンル 文芸
製作国 日本
製作年 1966
公開年月日 1966/3/16
上映時間 91分
製作会社 東宝=宝塚映画
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督佐伯幸三 
脚色井手俊郎 
原作石坂洋次郎 
製作藤本真澄 
金子正且 
撮影村井博 
美術松山崇 
音楽山本直純 
録音鴛海晄次 
照明下村一夫 
編集庵原周一 
助監督高野昭二 
スチル池上恭介 

キャスト

出演加山雄三 伊能琢磨
星由里子 芸妓新太郎
池内淳子 芸妓才太郎
沢井桂子 玉田艶子
原恵子 山中圭子
稲野和子 井上三保子
渥美清 野口長太郎
東野英治郎 清水校長
山茶花究 田島教頭
沢村いき雄 石黒清一郎
久保明 坂本先生
矢野潤子 小川先生
浜村純 木山医師
遠藤辰雄 井上吉蔵
赤木春恵 井上つね
二瓶康一 玉田金助
初音礼子 とめ
吉川雅恵 すえ
左卜全 小使
田崎潤 花山会長

解説

石坂洋次郎の同名小説を「女の中にいる他人」の井手俊郎が脚色、「喜劇 駅前弁天」の佐伯幸三が監督した文芸もの。撮影は「大工太平記」の村井博。

あらすじ

ある田舎町の中学に英語教師伊能琢磨が赴任して来た。キリッとしたスマートさに、退屈しきった町の人々は騒然となった。現代子芸妓新太郎、出どもどり娘三保子、山中圭子先生、担任の玉田金助の姉艶子、木山校医の娘安子などの闘志で、快男子伊能もたじたじの形だ。さて学校では、職員室ののんきそうな雰囲気とはうらはらに、清水校長派と田島教頭を中心とする反校長派とが猛烈な鍔ぜりあいを演じていた。そんな時、体育教師の野口が生徒を殴ったことから、緊急職員会が開かれ賛成派の野口と反対派の伊能を中心に議論はふっとうした。善人だが肝っ玉の小さい清水校長は、自分の唯一の理解者は新太郎の抱え主の才太郎姐さんだと自認、女房役として高くかっている。だがこの才太郎姐さんはPTA花山会長のかくれた愛人で、清水校長は花山が大の苦手であり、どうもスムーズにゆかない。だが伊能も担任の玉田金助がまきこまれた中学生同士の乱闘を仲裁しようとして、思わず生徒を殴げとばした。暴力否定論者であった伊能は、この事件で周囲の蔑視に会った。一方、数学教師坂本は、圭子が伊能に秘かな思慕を寄せていることを知り大担にも一大決闘を申し込んで来た。その頃、反校長派の田島グループに木山医師から秘密書類が手渡された。才太郎姐さんの胃けいれんの治療をした木山が、手に入れた清水校長からのラブレターなのだ。清水校長攻撃の証拠書類を握って、反校長派は大はりきり。また校長派はもみけしに暗躍した。だが花山会長の名裁判でことは意外に簡単に落着した。和解が成立したのだ。ところが数日後、伊能と艶子の道行きをみかけた新太郎は、ヤケ酒を飲んで大あばれ。だが艶子はそれからまもなく、果樹園で働く松野健三のもとへ嫁いだ。圭子先生も坂本と結ばれ、新太郎も大阪へ行くという。そして伊能もまたこの土地を離れてゆく決心をした。

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