男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

若親分兇状旅

  • わかおやぶんきょうじょうたび
  • ----
  • ----

amazon


  • 平均評点

    66.6点(13人)

  • 観たひと

    25

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    3

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1967
公開年月日 1967/8/12
上映時間 84分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督森一生 
脚本高岩肇 
企画奥田久司 
撮影今井ひろし 
美術太田誠一 
音楽鏑木創 
録音海原幸夫 
照明山下礼二郎 
編集谷口登司夫 
スチル小山田輝男 

キャスト

出演市川雷蔵 南条武
江波杏子 小山千代子
葉山葉子 北川早苗
都はるみ あけみ
藤巻潤 井川少佐
渡辺文雄 土屋信之
垂水悟郎 金杉弥三郎
永田靖 俵藤雄介
五味龍太郎 川上
丸井太郎 
仲村隆 為次
加藤嘉 宗念
島田竜三 矢部少佐
平泉征 北川明
石黒三郎 高木少佐
高杉玄 源太
南条新太郎 医師
玉置一恵 代貸松五郎
越川一 
浜田雄史 大沼
橘公子 下宿女主人

解説

「眠狂四郎無頼控 魔性の肌」の高岩肇がシナリオを執筆し、「ある殺し屋」の森一生が監督した“若親分”シリーズ第六作目。撮影は「陸軍中野学校 密命」の今井ひろし。

あらすじ

南条武が軍港に近いその町に来たのは、海軍以来の親友高木少佐の自決の謎を解くためだった。この事件の背景は複雑だった。武は土建屋小山組の女親分千代子や、運送業者で、かつて武の部下だった金杉らが事件に関係あると睨んだ。そして高木が下宿していた家の主人の姪早苗や、飲み屋「月ケ瀬」の亭主から高木の自決前後の言動を聞いた。しかし早苗は、二度と武に会いたくないと言って去った。早苗の兄はかつての武の部下で、猛訓練中、急病で死に、母もその悲しみのために後を追ったというのだ。武はあえて弁解しなかった。間もなく、武は千代子の背後に、町のボス土屋子爵がいることを知った。彼女は亡父の義理で土屋に縛られていた。また、金杉が東西汽船の社長丸尾とつながっていることが分って、事件の全貌が明らかになった。丸尾らは高木の紹介で買った汽船で武器密輸をやり、それに利用されたと知った高木は、自決したのだった。金杉は事件の全貌を知った武に、町を去るよう脅した。その夜、料理屋「三楽亭」に集った土屋、丸尾、金杉、それに千代子たちは、祭の宵宮を利用して密輸の船を出す手はずを整えたが、千代子は、亡父の義理だけで悪事の片捧を担ぐ非をさとした武に、それを知らせた。武はそれを海軍の親友井川少佐に連絡し、それを邪魔しようとする金杉を斬った。金杉は死際に、満蒙の軍閥を戦わせて両方に武器を売りつけていた首謀者は、政界の黒幕俵藤だと言い残した。それを聞いた武は、その足で土屋邸へ乗り込み、死の商人の元凶俵藤と土屋を斬った。そして、海軍を傷つけないためあくまで事件をやくざの殺し合いにとどめ、高木の死を謎に秘したまま、武は自首して行った。その武のきびしい姿に、千代子と早苗は声をのんで見送るのだった。

関連するキネマ旬報の記事

1967年10月上旬秋の特別号

日本映画批評:若親分兇状旅