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秘録おんな蔵

  • ひろくおんなぐら
  • The Yoshiwara Story
  • The Yoshiwara Story


  • 平均評点

    65.2点(8人)

  • 観たひと

    18

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    3

基本情報

ジャンル 時代劇 / エロス
製作国 日本
製作年 1968
公開年月日 1968/7/13
上映時間 78分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督森一生 
脚本浅井昭三郎 
企画財前定生 
撮影武田千吉郎 
美術西岡善信 
音楽鏑木創 
録音奥村雅弘 
照明黒川俊二 
編集谷口登司夫 
スチル藤岡輝夫 

キャスト

出演安田道代 お夏
田村正和 直次郎
長谷川待子 誰袖太夫
三木本賀代 琴糸
浜田ゆう子 篠の井
菅井一郎 根岸の隠居
江守徹 巳之吉
小松方正 岡っ引長七
毛利郁子 女房お霜
小林直美 藤の尾
宇田あつみ 紅梅太夫
行友圭子 お関
水町由香里 汐路
矢吹寿子 お兼
戸田皓久 同心村垣
金内喜久夫 仙太
水原浩一 楼主喜兵衛
南条新太郎 遊客品さま
芝田総二 若い衆平蔵
花布辰男 上州屋

解説

「講道館破門状」の浅井昭三郎がシナリオを執奏し、「鉄砲伝来記」の森一生がメガホンをとった風俗もの。撮影は「眠狂四郎人肌蜘蛛」の武田千吉郎。

あらすじ

お夏の父は借財と病苦でみじめな生涯を終えた。勝気なお夏は、その借財を返すために自ら吉原出入りのならず者直次郎の世話で、廓の遊女屋海老新へ売られて来た。お夏の指導役はお兼で、第一日目から吉原の異常なしきたりをお夏に教え込んだ。そのお夏についた最初の客は、根岸の隠居と呼ばれる老人だった。だが、彼の供について来たのは、意外にも巳之吉だった。巳之吉は、米問屋だったお夏の父の使用人だったのだ。ところが、お夏にふられた恨みから、変り果てた彼女の姿を嘲り笑った。同じ夜、勤めの辛さに耐えかねた琴糸が舌を噛み切って死んだ。折しも、そこへ来合わせた直次郎は、琴糸の遺体を投込み寺に葬り、その足で巳之吉を飲屋に呼びだした。それは己之吉の旧主に対する裏切り行為や、その主人の娘をなぶりものにした卑劣さをたしなめるためだった。次の夜お夏は根岸の隠居が、彼女の父を死に追いやった憎い商売仇両国屋であることを知った。両国屋は、勘定奉行の役人と結託し、偽造手形で同業者を次々に没落させていたのである。だが、お夏の素性を知らない両国屋は、役人宛の密書を預けると急用で立去った。お夏はその動かぬ証拠を手にすると遊客の衣裳を身に装い、岡っ引長七の目を盗んで、大門から脱走した。だが直次郎が彼女の行手を遮り、脱走の重刑を説いた。お夏は、危く難を逃れたものの密書を直次郎に取上げられてしまった。一方、直次郎はその密書をネタに巳之吉を強請った。この一件からお夏は両国屋に密書の所在を責められ、お兼の残酷な鞭を浴びた、直次郎も強請の罪をとわれたが、斬掛った巳之吉を殺し長七を刺し殺した。そして、騒ぎに駈けつけた同心村垣は、密書を受取ると時を移さず下役人を連れ海老新になだれこみ、お夏を拷問中の両国屋を逮捕したのだった。

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