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鬼の棲む館

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  • 平均評点

    71.4点(55人)

  • 観たひと

    78

  • 観たいひと

    8

  • レビューの数

    15

基本情報

ジャンル 文芸
製作国 日本
製作年 1969
公開年月日 1969/5/31
上映時間 76分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督三隅研次 
脚色新藤兼人 
原作谷崎潤一郎 
製作永田雅一 
撮影宮川一夫 
美術内藤昭 
音楽伊福部昭 
録音大谷巖 
照明中岡源権 
編集菅沼完二 
スチール大谷栄一 

キャスト

出演勝新太郎 無明の太郎
高峰秀子 
新珠三千代 愛染
佐藤慶 高野の上人
五味龍太郎 武将
木村元 中将
伊達岳志 武者
伴勇太郎 武下A
松田剛武 武下B
黒木現 武下C

解説

谷崎潤一郎の戯曲『無明と愛染』を「触角」の新藤兼人が脚色、「座頭市喧嘩太鼓」の三隅研次が監督した文芸もの。撮影は「殺し屋をバラせ」の宮川一夫が担当した。

あらすじ

南北朝時代。戦火を免れた山寺に、無明の太郎と異名をとる盗賊が、白拍子あがりの情人愛染と爛れた生活を送っていた。自堕落な愛染、太郎が従者のように献身しているのは、彼女が素晴らしい肉体を、持っていたからだった。晩秋のある夕暮、京から太郎の妻楓が尋ねて来た。太郎は、自分を探し求めて訪れた楓を邪慳に扱ったが、彼女はいつしか庫裡に住みつき、ただひたすら獣が獲物を待つ忍従さで太郎に仕えた。それから半年ほども過ぎたある晩、道に迷った高野の上人が、一夜の宿を乞うて訪れた。楓は早速自分の苦衷を訴えたが、上人は、愛染を憎む己の心の中にこそ鬼が住んでいると説教し、上人が所持している黄金仏を盗ろうとした太郎には呪文を唱えて立往生させた。だが、上人はそこに現われた愛染を見て動揺した。その昔、上人を恋仇きと争わせ、仏門に入る結縁をつくった女、それが愛染だった。上人に敵意を感じた愛染は、彼を本堂に誘い篭絡した。ふとわれに還った上人は、慚愧に身をふるわせ、舌を噛みきった。もがき苦しむ上人に、この身体が勝ったと嘲けり笑う愛染。愛染が太郎の一刀を受けたのはそんな時だった。

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