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あにいもうと(1953)

  • あにいもうと
  • BROTHRE AND SISTER
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  • 平均評点

    73.5点(87人)

  • 観たひと

    127

  • 観たいひと

    20

  • レビューの数

    16

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1953
公開年月日 1953/8/19
上映時間 87分
製作会社 大映東京
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダ-ド
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督成瀬巳喜男 
脚色水木洋子 
原作室生犀星 
企画三浦信夫 
撮影峰重義 
美術仲美喜雄 
装飾尾上芳夫 
音楽斎藤一郎 
録音西井憲一 
音響効果花岡勝次郎 
照明安藤真之助 
編集鈴木東陽 
衣裳堀口照孝 
結髪篠崎卯女賀 
製作主任西沢康正 
助監督西條文喜 
記録堀本日出 
スチール椎名勇 

キャスト

出演京マチ子 もん
久我美子 さん
森雅之 伊之吉
山本礼三郎 赤座
浦辺粂子 りき
船越英二 小畑
堀雄二 鯛一
本間文子 とき子婆さん
潮万太郎 貫一
宮島健一 喜三
山田禅二 豊五郎
河原侃二 坊さん
高品格 茶店の客

解説

室生犀星往年の名作の再映画化。「愛情について」の水木洋子が脚本をかき「妻」の成瀬己喜男が監督にあたった。撮影は「胡椒息子」の峰重義。出演者は「黒豹」の京マチ子、「胡椒息子」の船越英二、潮万太郎、「獅子の座」の浦辺粂子、堀雄二、「再会(1953)」の森雅之、久我美子、などである。

あらすじ

昔は川師の親方として名を売った赤座も、堤防の工事を県にとられて以来落ち目である。それに娘のもんが奉公先で学生の小畑と関係し、妊娠して家に戻って来たので、近頃特に機嫌が悪い。末娘のさんは姉の送金で看護婦の学校へ行っており、うどん屋の養子鯛一と一緒になりたい気持があるが、もんの不始末が知れた以上望みはない。兄の伊之吉はもんを可愛がっていただげに余計腹が立ち、身重のもんへ悪態を浴びせ、居たたまれなくなったもんは居所も知らさず家を出て行く。或日小畑がお詑びに訪ねて来たが、伊之吉はその帰り途小畑を殴ってしまった。鯛一は他の女との縁組を迫られ、さんと駈け落ちしようと決心するが、さんは二人が勇気さえ持っていれば駈け落ちまでしなくてもとたしなめて学校へ帰ってゆく。--それから暫く赤座の家は、もんもさんも戻って来ず淋しげだった。翌年のお盆、久し振り二人が帰って来た。鯛一は結婚してうどん屋の若主人に納っており、さんも今はその話をひとごとに聞ける様になっていた。伊之吉はもんの顔を見ると相変らず悪態をつき、小畑を殴ったことまで言ってしまう。もんは今ではいかがわしい暮しで毎日を送っている女であり、伊之吉の悪態をも聞き流していたが、小畑が殴られたと聞いては黙っていられなかった。別に今更小畑とどうのこうのと考えはしないが。--翌日、もんとさんは又家を後にする。兄妹喧嘩はしてもやはり二人は家が懐しかった。

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