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森と湖のまつり

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  • 平均評点

    63.7点(40人)

  • 観たひと

    61

  • 観たいひと

    7

  • レビューの数

    15

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1958
公開年月日 1958/11/26
上映時間 113分
製作会社 東映東京
配給
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督内田吐夢 
脚色植草圭之助 
原作武田泰淳 
企画岡田寿之 
植木照男 
製作大川博 
撮影西川庄衛 
美術森幹男 
音楽小杉太一郎 
録音小松忠之 
照明元持秀雄 
編集祖田富美夫 

キャスト

出演高倉健 風森一太郎
福島卓 一太郎の少年時代
藤里まゆみ 風森ミツ
香川京子 佐伯雪子
有馬稲子 千木鶴子
薄田研二 大岩老人
三國連太郎 大岩猛
風見章子 大岩絹子
佐々木孝丸 山城屋
中原ひとみ 山城茂子
立花良文 小川青年
北沢彪 池博士
加藤嘉 杉田(先生オド)
花澤徳衛 川口館主人
河野秋武 木村医師
冨田浩太郎 山田医師
浅岡すみ江 看護婦・吉田
宇佐美淳也 花守翁
戸田春子 花守の婆さん
菅沼正 花守与市
山本緑 花守ヨシ子
清水了太 達夫少年
曽根秀介 トウロの男一
大東良 トウロの男二
萩原正勝 トウロの男三
今成平九郎 トウロの男四
秋月竜 トウロの男五
山本麟一 漁夫頭
関山耕司 漁夫一
滝島孝二 漁夫二
最上逸馬 漁夫三
三重街竜 シベツの部落の男一
鵜野竜太郎 シベツの部落の男二
岡部正純 シベツの部落の男三

解説

武田泰淳の同名小説の映画化で、阿寒地方を舞台に、アイヌ青年と女流画家の葛藤を中心に滅びゆく民族の運命を描いたロマン。「曲馬団の娘」の植草圭之助が脚色、「大菩薩峠 第二部(1958)」の内田吐夢が監督、「希望の乙女」の西川庄衛が撮影した。「希望の乙女」の高倉健、「真夜中の顔」の三國連太郎、「赤い陣羽織」の香川京子・有馬稲子、その他中原ひとみ・藤里まゆみ・薄田研二らが出演。

あらすじ

北海道--アイヌ研究家池博士に案内された女流画家、佐伯雪子は、亡びゆく民族、アイヌのために悲憤の血涙をしぼる青年“ビヤッキー”風森一太郎の噂を耳にした。一太郎の闘いは悲痛なものであった。しかも原始の血の燃えるように激しいものであった。愛と憎しみがたぎりたつ闘いであった。雪子は、ふとしたことからミツという女性を知った。彼女は一太郎の姉だった。かつての日、アイヌなるが故に恋に破れた彼女……。その日から一太郎はアイヌ民族のために闘う運命にあったのだ。深い感動につつまれた雪子は釧路に行った。一太郎を求めて酒場カバフト軒に行くため。カバフト軒には美しいアイヌ、鶴子がいた。愛する女の本能で、二人の女は対決した。折しも、一太郎は、アイヌでありながら日本人を粧ってアイヌを近づけぬ、大漁場の持ち主大岩老に反省を求める書状を持って来た。二人のうち一人が使者に選ばれる--二人の女は激しく対立し、賭けの結果雪子が勝った。しかし、大岩老に反省の色はなかった。突如として漁場を襲った一太郎の馬のあとには、いつしか雪子がしっかりとしがみついていた。森深い小屋にたどりついた二人の間に激情の嵐がたぎった。その頃、大岩老の一子、猛から、決闘の意を表わす山刀がとどけられた。場所はノタップ岬のチャランケの丘。合図はベカンベ祭の鶴の踊。折しも、ツルの病室に、かつての恋人杉田が悄然と現われ、アイヌの純血を守ると言うことがいかに無駄かと一太郎にさとす。しかし彼は黙って去った。「ダーン」と一発、一太郎の顔は血に染った。が、ついに猛を組み敷いた。苦悶の下で猛が叫んだ「お前も混血だ!」何のために今日まで闘ったのか……一太郎はあてもなく丸木舟を漕ぎ出した。雪子もまた北海道を離れなかったという。

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シナリオ:森と湖のまつり 作者の言葉