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傷だらけの山河

  • きずだらけのさんが
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  • 平均評点

    75.6点(35人)

  • 観たひと

    55

  • 観たいひと

    13

  • レビューの数

    7

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1964
公開年月日 1964/4/4
上映時間 152分
製作会社 大映東京
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督山本薩夫 
脚色新藤兼人 
原作石川達三 
企画川崎治直 
伊藤武郎 
製作永田雅一 
撮影小林節雄 
美術間野重雄 
音楽活野成 
録音須田武雄 
照明泉正蔵 
編集中静達治 
スチル薫森良民 

キャスト

出演山村聡 有馬勝平
成瀬幸子 妻藤子
北原義郎 有馬竜太郎
高橋幸治 有馬秋彦
穂高のり子 有馬順子
船越英二 有馬和雄
若尾文子 福村光子
川崎敬三 酒井吉春
坪内美詠子 片山民子
川畑愛光 片山竹雄
丹阿弥谷津子 横田かね子
伊藤孝雄 横田平次郎
滝瑛子 小桃
東野英治郎 香月信蔵
大辻伺郎 佐藤
竹内哲郎 岩田
槙俊夫 沢田

解説

石川達三の同名小説を「青べか物語」の新藤兼人が脚色、「続忍びの者」の山本薩夫が監督した社会ドラマ。撮影は「現代インチキ物語 騙し屋」の小林節夫。

あらすじ

有馬勝平は、電鉄、バスなどの交通事業の他、数種の会社をもつ大事業家だ。勝平の旺盛な欲望は女性関係にも現れ、妻藤子との間に二男二女をもちながら、片山民子と横田かね子の間にも、大学に通う息子がいた。藤子との政略結婚から、端を発した勝平の事業欲は、人の犠牲を意に介しない非情さのうえに立っていた。勝平の第四の女福村光子は、パリに留学を夢みる貧乏画家の、酒井吉春との生活に疲れていたところを、夫吉春をパリに留学させる条件で、勝平の女となった。光子と勝平の生活は愛欲にただれたものだった。そんなある日、勝平の次男秋彦は、光子を知り、いつか好意をもった。が、勝平との関係を知ると秋彦は生来の内向性を深めた。一方、勝平の事業欲は、ライバル香月との路線争いに勝ち、沿線に「西北学院」を建てた。しかし、勝平の人間関係は、崩壊しかかっていた。横田平次郎、片山竹雄の二人は、勝平との不義な出生と、彼の拝金主義に対する反感から、彼らの母親を動かし、勝平との絆を断ったのだ。光子とも縁を切った勝平は、第五の女小桃を手に入れた。永年交通事業発展の功で“勲章”をもらった、その祝賀パーティーの最中、人生の頂点にある勝平の耳に、西北学院に秋彦が放火したというニュースが伝わった。精神病院にいる秋彦の父に対する反抗であった。暗い空気につつまれる有馬邸、妻藤子も、秋彦と一緒に暮すと家を出たあと、勝平は、一人、「信念に生きるのみ」と呟き車を走らせた。

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