男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

寝盗られ宗介

  • ねとられそうすけ
  • ----
  • ----

amazon


  • 平均評点

    70.3点(89人)

  • 観たひと

    133

  • 観たいひと

    23

  • レビューの数

    13

基本情報

ジャンル コメディ
製作国 日本
製作年 1992
公開年月日 1992/10/3
上映時間 106分
製作会社 バンダイ(製作協力…若松プロダクション)
配給 松竹富士
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督若松孝二 
脚本つかこうへい 
原作つかこうへい 
企画中川好久 
製作奥山和由 
プロデューサー清水一夫 
斉藤立太 
若松孝二 
撮影鈴木達夫 
美術丸山裕司 
音楽宇崎竜童 
録音久保田幸雄 
照明安河内央之 
編集鈴木歓 
助監督増本知尋 
スチール西本敦夫 

キャスト

出演原田芳雄 北村宗介
藤谷美和子 レイ子
久我陽子 あゆみ
筧利夫 ジミー
山谷初男 留造
岡本信人 謙二郎
柴田理恵 こまどり姉妹・亀井
山田美雪 こまどり姉妹・種子
藤田弓子 イネ
あき竹城 ウメ
白川和子 玉枝
斉藤洋介 北島マネージャー
小倉一郎 岩手の医者
梅津栄 亀井の父
佐野史郎 信二
玉川良一 大造
吉行和子 志乃

解説

愛の昂揚のため女房を他の男と駆け落ちさせるドサ回り一座の座長と劇団員たちの姿を描くつかこうへい原作の舞台喜劇の映画化。つか自ら脚本を担当、監督は「われに撃つ用意あり」の若松孝二、撮影は「チー公物語 ネズミ小僧のつくりかた世紀末版」の鈴木達夫が担当。

あらすじ

富士山をのぞむのどかな町。客のざわめきをよそに北村宗介一座の宗介は、妻子もちの謙二郎と駆け落ちした一座の看板スターで女房のレイ子を待っていた。レイ子の父親の留造や音痴の歌手ジミーらを前に、自ら駆け落ちを画策した宗介は「帰って来る!」というばかり。やむなく幕をあけるが、イカサマ歌謡ショーに客は騒ぎはじめる。高校生のあゆみが代役として間をつないでいるうちにレイ子が帰って来た。そしてレイ子が舞台に立つや客は彼女に見とれ、ため息と涙の大合唱となった。宗介は間男の謙二郎に田舎へ帰って運送屋をやるようトラックを買って送り出す。宗介は間男に寛大でレイ子をやさしく受け入れることで“勝った”と感じ、そのことでレイ子への愛情を昂揚させているのだった。続いてジミーが倒れ病院へかつぎ込まれた。腎臓移植手術しか助かる見込みがないと聞かされた宗介は、一座を離れジミーの弟ユタカに腎臓を提供するよう頼み、その足で青森の実家を訪ね手術費用を工面してもらった。建設会社をやっていて女グセが悪かった父親の大造は、病院で寝たきりでもう長くない。会社をきりもりする弟の信二に、新しく建つ公民館の柿落としを頼まれ、宗介は思わず「ついでに俺の結婚式でもやるか」と口走ってしまったが、照れからレイ子の前で断ってしまう。やるせないレイ子の前に以前駆け落ちをし、今度は国へ帰るというマックが現れた。宗介は小遣いをわたし、2人を温泉旅行に行かせた。ついであゆみが一座を出て東京へ行くと言い出した。ジミーの腎臓の一件もユタカが拒否したため、宗介が提供することになったが、それをきっかけにレイ子が荒れるようになっていった。宗介は結婚を決意して打ち明けるが、うまくいかない。結婚前の最後の公演を終えて、いよいよ青森に向かう時、こともあろうにジミーとレイ子が駆け落ちすることになった。レイ子が戻ってくるのを信じて送り出す宗介だったが、当日になってもレイ子は戻って来ない。会場には病床の大造も駆けつけ、いよいよ幕があがり舞台で宗介が「愛の讃歌」を熱唱するがレイ子は帰らず、ついに宗介はこまどり姉妹役のひとりである亀井さんと式をあげることを決意するが、時遅く大造は息を引き取った。その時レイ子が現れ、めでたく2人の結婚と相成り、舞台に一座が揃うと、宗介を結婚させるため死んだふりをしていた大造も生き返り、万々歳のうちに舞台の幕が落ちると、向こうには大きな富士山がそびえたっているのだった。

関連するキネマ旬報の記事

2011年9月下旬特別号

特別企画 アウトサイドを駆け抜ける原田芳雄 1968-2011:疾走の軌跡(フィルモグラフィー) 映画作家は語る 「反逆のメロディ」澤田幸弘監督、「オレンジロード急行」大森一樹監督、「ツィゴイネルワイゼン」鈴木清順監督、「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」森崎東監督、「どついたるねん」阪本順治監督、「寝盗られ宗介」若松孝二監督、「鬼火」望月六郎監督、「歩いても 歩いても」是枝裕和監督

1992年11月下旬号

日本映画批評:寝盗られ宗介

1992年10月下旬号

日本映画紹介:寝盗られ宗介

1992年9月上旬号

KINEJUN CRITIQUE:寝盗られ宗介

1992年8月下旬号

グラビア《Coming Attractions》(新作紹介):寝盗られ宗介

1992年7月下旬号

試写室:寝盗られ宗介

1992年7月上旬号

ルポ 撮影現場訪問:「寝盗られ宗介」