幼い子を抱えながら事故で夫を失った妻の前に、ゴーストとなった夫が町の人に乗り移って現れ彼女を支える、心温まるドラマ。加納朋子のファンタジックな連作ミステリー小説『ささらさや』(幻冬舎文庫・刊)を、「神様のカルテ」「60歳のラブレター」など繊細な人物描写に定評のある深川栄洋監督が映画化。はじめは頼りなかったものの危機を経て次第に母として強くなっていく妻を「ハナミズキ」「恋空」の新垣結衣が、妻子が心配であの世に行けない夫を「清須会議」「探偵はBARにいる」の大泉洋が演じる。「フラガール」の富司純子やコメディアンの大御所・小松政夫が亡き夫に乗り移られる町の人に扮している。