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はるねこ

  • はるねこ
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  • 平均評点

    54.0点(12人)

  • 観たひと

    26

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    7

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2016
公開年月日 2016/12/17
上映時間 85分
製作会社 マイナーリーグ(企画協力 ユーロスペース)
配給 Miner League
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ
音声 5.1ch
上映フォーマット

スタッフ

監督甫木元空 
脚本甫木元空 
プロデューサー青山真治 
仙頭武則 
撮影鈴木余位 
美術大沼史歩 
土田寛也 
音楽甫木元空 
山田勳生 
現場録音松枝風 
近藤祟生 
音響菊池信之 
照明山本圭太 
編集甫木元空 
衣裳/スタイリスト佐藤和佳 
メイク森田理沙 
ライン・プロデューサー佐々木望円 
助監督広田智大 
スチール河森まりん 
特機塩見泰久 
仕上げ田巻源太 
操演宇田川幸夫 

キャスト

出演山本圭祐 店長
岩田龍門 
赤塚実奈子 
高橋洋 菅原
川合ロン 河野
川瀬陽太 まこと
りりィ ばぁ
田中泯 店長の父

予告編


     

解説

多摩美術大学卒業制作作品「終わりのない歌」が第26回東京学生映画祭準グランプリを受賞した甫木元空が、脚本・編集・音楽・監督を務めた長編第1作。黄泉との境である森で店長は、母であるばーは自分と一緒に死ぬためにここに来たのではないかと想像する。「共喰い」の青山真治による劇映画初プロデュース作品。出演は、「FUGAKU1/犬小屋のゾンビ」の山本圭祐、「陽だまりの彼女」の岩田龍門。

あらすじ

森の木々がざわめきを止めるほんの短い時間、それも客の来ない明るい昼下がり、店長(山本圭祐)は、ばー(りりィ)は自分と一緒に死ぬためにここへ来たのではないかと想像する。ここでまこと(川瀬陽太)と出会ったと言うのは嘘で、あらかじめ父(田中泯)と言い交わした約束があって待っていたのではないかと。だから父のすぐあとにやってきた姉と弟の、幼い弟はる(岩田龍門)に自分を重ねてしまう。店長は、父を森へいざなったことの自分への言い訳ではないかと考える。すべては仕組まれたことと考えれば生きやすくなるが、そういうごまかしが通じないのがこの森であることを、店長自身が誰より知っていた。それに、誰かがあれが父だと教えたわけでもなく、ばーとまことがいつもより浮かない顔をしていたので、勝手にそう考えただけだ。そもそも、ばーが本当に母はどうかも分からない。店長は、この森にいて自分が自分でいられる唯一の術であるとでもいうように、ギターをチューニングする。店長が森へいざなった誰かの置き土産のギターを弾き、歌うと、森も歌った。店長はふとギターを止める。聞いたことのない音を聞いた気がしたのだ。はるの歌声もとぎれとぎれに聞こえる。また勝手な考えを巡らせ、店長は今日来る客を想像する。

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