地元の湧水を使った豆腐屋の一人娘・川口彩未(堀春菜)は、17歳の恋に恋する女子高生。高校では弓道部に所属しているが、なかなか上達しない。そんな彩未に、地域を潤す湧水・太郎水を持つ日本酒の蔵元から、どうしても豆腐を配達してほしいとの依頼が届く。彩未がしぶしぶ配達に出かけると、蔵元の主・杉田昭三(寺田農)が倒れて救急搬送されていた。そして、彩未は豆腐の代金とともに1通の封書を受け取る。それは、名水を受け継ぐ妻子がいない蔵元からの遺言書だった。しかし、水源の所有をめぐっては、すでに蔵元の後継社長・鈴木治(斎藤歩)が海外資本との開発計画を密かに進めていた。水源の相続争いに巻き込まれた彩未に、一人の男が近づき、そして恋心が……?