北林三知子(板谷由夏)は、昼はアトリエで自作のアクセサリーを売り、夜は焼き鳥店に住み込みのパートとして働いていた。しかしコロナ禍の影響で、突如仕事と住処を失うことに。新しい仕事のあてもなく、ファミレスや漫画喫茶も閉まっており、途方に暮れる三知子。暗闇の中そこだけ街灯に照らされたバス停が目に留まる。誰にも弱みを見せられず、バス停で寝泊まりするホームレスになった三知子は、ある時公園で古参のホームレス・バクダンと出会う。一方、三知子がかつて働いていた焼き鳥店の店長・寺島千晴は、コロナ禍の中、現実と従業員との板挟みになる。さらに恋人でもあるマネージャー・大河原聡のパワハラやセクハラにも悩み……。