愛のメモリー

あいのめもりー|Obsession|----

愛のメモリー

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レビューの数

44

平均評点

71.4(192人)

観たひと

288

観たいひと

15

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ラブロマンス / サスペンス・ミステリー
製作国 アメリカ
製作年 1976
公開年月日 1978/1/28
上映時間 98分
製作会社 ジョージ・リットー・プロ作品
配給 ジョイパックフィルム
レイティング
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

最愛の妻と娘を亡くし、その幸せだった想い出のみに生きていた男の前に突然襲いかかって来た出来事を描くサスペンス・ロマン作品。製作総指揮はロバート・S・ブレムソン、製作はジョージ・リットーとハリー・N・ブラム、監督は「キャリー」のブライアン・デ・パルマ、脚本は「タクシー・ドライバー」のポール・シュレイダー、原案はB・D・パルマとP・シュレイダー、撮影はヴィルモス・ジグモンド、音楽はバーナード・ハーマン、美術はジャック・センター、絵画はバートン・デ・パルマ、編集はポール・ハーシュが各々担当。出演はクリフ・ロバートソン、ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド、ワンダ・ブラックマン、ジョン・リスゴー、シルヴィア・『クーンバ』・ウィリアムス、ストッカー・フォントリュー、スタンリー・J・レイス、トーマス・カー、ネラ・シモンチーニ・バルビエリなど。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

1959年、緑濃いニューオリンズの夜。裕福なコートランドの屋敷では、主のマイケル(C・ロバートソン)と妻エリザベス(G・ビュジョルド)の結婚10周年記念パーティが行なわれていた。集まった客たちは、夫妻と娘のエミー(W・ブラックマン)を祝福する。やがてパーティも終わり、夫婦水いらずの夜をすごそうとした矢先、母を呼ぶエミーの声に、エリザベスは娘を寝かせに子供部屋へ行ったきり一向に戻ってこない。マイケルが子供部屋に様子を見に行くと、そこに2人の姿はなく、ベッドの柱に脅迫文が貼られていた。「現金50万ドルと引きかえに妻娘を返す」と……。マイケルは親友でもあり自分の経営する会社の共同経営者でもあるロバート(J・リスゴー)を呼び相談をする。翌朝、使いの少年が身代金受け渡し方法を書いた手紙を持ってくると、マイケルは警察に助けを求めることにした。ブリー警部(S・J・レイス)の助言により、マイケルは白紙の身代金を犯人側に渡した。警察は犯人のアジトを突き止めるが、犯人はエリザベスとエミーを連れたまま逃走、後を追う警察の目の前で、車は大型タンクローリーと激突し、川中に……。その後の捜査にもかかわらず、妻と娘の姿は発見出来なかった。悲しみにくれるマイケル--。やがて、16年が経った。マイケルはロバートと共にフィレンツェに出張する。ここフィレンツェは、マイケルがエリザベスと知り合った土地でもあったのだ。その夜のうちに仕事を済ませ、翌日、マイケルはエリザベスと出逢った思い出の教会に行く。そこでマイケルが見たものは、なんとエリザベスにうり二つの女性だった!以来マイケルは、ロバートを先にアメリカに帰し、その娘サンドラ(G・ビュジョルド)に夢中になる。2人の仲は急速に発展していった。そうして2人は婚約し、ニューオリンズに住むことを決める。あのエリザベスが今サンドラとして帰ってくる。マイケルは幸せだった。しかしロバートや周囲の者たちは、マイケルの早急な行動を心配する。だがある夜、悪夢から目覚めたマイケルが、胸騒ぎを覚えてサンドラの部屋へ行くと、16年前の誘拐事件の新聞の切り抜きが、あの夜と同じようにベッドの柱に貼られ、サンドラの姿が消えていた。マイケルは今度こそ16年前の過ちをくりかえさないためにも、サンドラを自らの手で取り戻そうと、50万ドルを用意するようにロバートに頼む。しかしマイケルの精神状態を心配するロバートは、50万ドル用意する代わりに会社の経営権を渡すよう説得する。この際、サンドラさえ無事ならば……。マイケルは今度こそ本物の金の入ったアタッシュケースを16年前のあの場所に置いたのだが、いくら待っても犯人からの連絡はない。不審に思ったマイケルが金を置いた所へ戻ってみると、アタッシュケースの中には、またもや白紙が……!16年前の事件も、今回の出来事も、すべてはロバートが会社を乗っ取るために仕組んだことだったのだ!そしてマイケルはサンドラも共犯だったことを知らされる。ロバートともみ合いになったマイケルは、誤って彼を殺してしまう。怒りに我を忘れたマイケルは、ロバートの銃を手に、サンドラを追いかけて空港へ向かった。一方、自分のしたことを悔やんだサンドラは、イタリアへ戻る機内で自殺を図るが、命はとりとめた。実は彼女はマイケルの娘のエミーだった。16年前、事故に遭った車に彼女は乗っていなかったのだ。ロバートから母を殺したのは父だと教えられ、父に復讐することだけを考えて育ってきたのだ。しかし彼女はマイケルと過ごした日々によって、父への愛情を取り戻していた。空港に戻されたサンドラの前には、銃を構えたマイケルの姿が!父の姿を見たとたん、幼いエミーに戻った彼女は、「パパ!助けに来てくれたのね!」と、マイケルの胸の中に飛び込んだ。サンドラこそ娘のエミーだと悟ったマイケルは、16年間の空虚な日々を埋め合わせるかのように、その腕にしっかりと娘を抱きしめるのだった--。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1978年1月下旬正月特別号

グラビア:愛のメモリー

外国映画紹介:愛のメモリー

1977年12月下旬号

外国映画批評:愛のメモリー

1977年12月上旬号

キネ旬試写室:愛のメモリー

2024/11/17

2024/11/17

70点

その他/Amazon 
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古いがスリル

冒頭のパーティのシーン、娘とのダンスは、その後の悲劇との対比となる、サスペンス映画のお決まりだと思っていたが、実に、重要な意味をもっていた。
終盤、どんどん事態が悪くなり、あと数分でどうなるのかと思ったが、最後まで観て、良かった、と思えた。

1978年

2024/10/23

100点

映画館/福岡県 
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偏愛

大学生の冬、博多駅の新幹線側にあった地下へ下る映画館
バーナード・タクシードライバー・ハーマンとビルモス・天国の門・ジグモントの流れるような音楽と映像に酔いしれる1時間半。
感情を揺さぶられる体験でした。

いま、テレビで観ると普通のサスペンス映画ですわな
記憶の中の映画です

2024/06/09

2024/06/09

69点

テレビ/有料放送/シネフィルWOWOW 
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愛のメモリー

ブライアン·デ·パルマ監督のサスペンス。ラストが面白い。

2024/05/01

2024/05/01

50点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 
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ブライアン・デ・パルマ監督の、ヒッチコック風味のサスペンスで、雰囲気としては『めまい』に近い。ちなみに傑作『キャリー』と同時期の製作。
トリック的にはかなり無理のあるものだし、妻と同時に行方不明の娘の事をまるで考えない父ちゃんって、どう見ても変。
こんな回りくどい復讐方法より、もっとシンプルなやり方があると思うけどねぇ。

2024/03/21

2024/03/21

73点

選択しない 


バーナード・ハーマンの音楽がいかにも

ブライアン・デ・パルマ監督のヒッチコックへのリスペクトを込めたサスペンス。「めまい」に近いプロットで演出もヒッチコックのタッチ。カメラワークもさるこもながらバーナード・ハーマンの音楽もいかにもで、ゾクゾクしてくる。トリックその他、やや無理矢理な感があるが格調のあるドラマで堪能できる。ヒッチコックも観ただろうが、どういう感想だったんだろう?

2024/02/04

2024/02/05

80点

VOD/U-NEXT/レンタル/テレビ 
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好きなのだからしょうがない

点数は甘い。なにしろデパルマが好きなのだからしょうがない。
これぞデパルマなカメラワークも初期の本作では、こんなカンジに撮ってみました!感がしてなんか嬉しい。