サウンド・オブ・ミュージック

さうんどおぶみゅーじっく|The Sound of Music|----

サウンド・オブ・ミュージック

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レビューの数

122

平均評点

84.9(917人)

観たひと

1577

観たいひと

148

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ミュージカル
製作国 アメリカ
製作年 1965
公開年月日 1965/6/26
上映時間 174分
製作会社 20世紀フォックス映画
配給 20世紀フォックス
レイティング
カラー カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

リチャード・ロジャース、オスカー・ハマースタイン2世の原作を、「王様と私」のアーネスト・リーマン」が脚色、「ウエスト・サイド物語」のロバート・ワイズが製作・監督したミュージカル映画。撮影は「エデンの東」のテッド・マッコード、音楽はリチャード・ロジャースの作曲を、アーウイン・コスタルが編曲、主題歌をふくむ10曲が紹介される。出演は舞台出身のジュリー・アンドリュース、「ローマ帝国の滅亡」のクリストファー・プラマー、「青春の旅情」のエレノア・パーカー、「砂漠の女王」のペギー・ウッド、マーニ・ニクソンほか。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

志願修道女のマリア(ジュリー・アンドリュース)は歌が大好きだった。ある日彼女は院長の命令で、7人の子供がいる、やもめの退役海軍大佐トラップ(クリストファー・プラマー)家の家庭教師となった。トラップ家の古風で厳格な教育方法に対しマリアは彼女一流の音楽教育を始めた。大佐が婚約者の男爵夫人を迎えにウィーンに旅立った後、マリアは子供たちに音楽の楽しさ、歌うことのすばらしさを教えた。帰宅した大佐は子供たちの変りように驚きマリアを責めたが、子供たちの美しいコーラスを聞いた時、心ならずも忘れていた音楽を愛した昔を思い出した。数日後トラップ家でパーティが開かれた。その頃オーストリアでもナチの勢力は日増しに強くなり、広間に飾られたオーストリア国旗はナチ派の非難まとだった。マリアは大佐と踊ったとき、彼を愛しているのに気づき修道院に帰った。しかし院長に励まされ、再びトラップ家に帰ったが、そこには大佐と男爵夫人の婚約発表が待っていた。だが、子供たちはなつかず、大佐がマリアを愛しているこを知った夫人はひとりウィーンに旅立った。大佐とマリアは結婚した。大佐の友人マックスは彼らを音楽祭りに出場させることにした。ハネムーンから帰った大佐を待っていたのはヒットラーからの召集令状だった。祖国への愛を裏切れない彼に残された唯一の道それは亡命だった。音楽祭りで一家が故国の民謡を歌った時、はからずも観衆の大コーラスがかぶさり、一家は優勝した。その後修道院に身をかくした一家は、長女の恋人で、今はナチにくみするロルフに見つかったが、大佐の勇気が彼にうちかった。そして一家はスイス目ざして力強く山道を登っていった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2011年2月下旬決算特別号

午前十時の映画祭:「サウンド・オブ・ミュージック」「ザッツ・エンタテインメント」

2010年12月上旬号

DVDがおもしろい!:DVDコレクション No.473 「サウンド・オブ・ミュージック 製作45周年記念 HDニューマスター版」

1965年8月下旬記念特別号

外国映画批評:サウンド・オブ・ミュージック

1965年7月上旬夏の特別号

新作グラビア:サウンド・オブ・ミュージック

外国映画紹介:サウンド・オブ・ミュージック

1965年6月下旬号

特集 「サウンド・オブ・ミュージック」 ロバート・ワイズ2本目の70ミリ・ミュージカル:魅力的な本格派ミュージカル

特集 「サウンド・オブ・ミュージック」 ロバート・ワイズ2本目の70ミリ・ミュージカル:新しい映画的エネルギーの創造

1965年2月下旬号

SB SECTION SBグラビア:サウンド・オブ・ミュージック パットとパットの東京の夜

1964年12月下旬号

SB SECTION サウンド・オブ・ミュージック:

2024/10/27

2024/10/27

88点

テレビ/無料放送/その他 
吹替


面白かったです!

ミュージカルは少々苦手だけど、この作品はなかなか良かったと思う。名作の一つだよね。ドレミの歌やエーデルワイス、子供たちの歌も素直に心に響いたと思う。

2024/02/24

2024/02/25

-点

VOD/Disney THEATER/レンタル/PC 
字幕


戦争の時代

これまで観たことがなく、後半の展開は予想外でした。
そもそも実在した一家の出来事をもとにしている事も知りませんでした。

今作(1966年公開)は、ミュージカル(1959年初演)が元で、その元ネタはトラップ一家のお母さん・マリアが書いた自伝(1949年出版)。一家がオーストリアを出て渡米したのが1939年。その直前の物語になっているので、当然ながら戦争の影が描かれています。もっとストレートに言うとナチスの存在。特に知識がないと楽しめないと言う作品ではありませんが、当時の人は時代背景をもっと理解している前提で観ていたかと思います。

そもそも山のビジュアルから私は勝手にスイスが舞台だと思っていました。オーストリアとスイスは隣り合う国ではありますが、今作の舞台であるザルツブルクはそちら側ではなく、ドイツとの国境近くにある街です。

オーストリアやザルツブルクといえばクラシック音楽のイメージ(ザルツブルクはモーツァルトの故郷)であり、劇中でもそのような言及があります。
しかしながら、近年ドイツのテレビ番組で「いちばん偉大なドイツ人は?」というお題でモーツァルトが挙げられて一悶着あったというほど、ドイツとオーストリアは歴史上の認識として境界がややこしいのだと思います。ちなみにヒトラーは出生地はオーストリアです。

オーストリアは第一次世界大戦の頃から激動の時代(そもそも第一次大戦の端緒はオーストリアの皇太子夫妻の暗殺です)。第一次対戦時は当然のようにドイツ側(同盟国)。多民族を抱える大国だったオーストリア=ハンガリー帝国では、戦争に伴う国力低下を背景にチェコやハンガリーが独立。1918年には、15世紀から続いたハプスブルク家系の帝国が消滅し、共和国体制に。
しかし保守派と社会主義派との対立で国内は安定せず、1930年代に入ると世界恐慌の影響も。隣国ドイツでナチス政権が成立すると、オーストリア国内から併合を求める声が上がり始めます。そんな中、オーストリアでファシズム政権が樹立しますが、首相の暗殺などを経て、1938年にはドイツに併合。99%を超す圧倒的な国民の支持を得ていたとのことです。

物語の舞台はこの時代であり、トラップ大佐はオーストリアの軍人。ナチスに反発した正義の人として描かれていますが、実際にはオーストリアのファシズム政権側の人であり、単に権力闘争に敗れた側だったという見方が一般的なようです。そのような点や、市民がナチスを受け入れていなかったと言う描写などが本国では批判的に受け止められ、ザルツブルク以外ではオーストリアでは今作は公開されていないそうです。
美しい風景が描写されていることもあり、今作はオーストリアにとってこの上ない宣伝になりそうではありますが。

そもそも、トラップ一家で音楽教育をしたのはマリアではないという一点で、今作はあくまで史実を元ネタにしたファンタジーであるわけです。

実際のマリアとトラップ大佐は25歳差でしたが、今作ではそれほど離れていないように見えます。演じているジュリーアンドリュースとクリストファープラマーは6歳差。
この配役により、ラブストーリー的な側面の違和感が薄まっているのは幸いだったかと思います。

2024/02/08

2024/02/08

90点

テレビ/有料放送/スターチャンネル 


何回も見ているのに最後まで見てしまいました

最初は学校の鑑賞会次が日曜洋画劇場,次がテレ東で次が東急文化会館、午前10時の映画祭、次がスターチャンネルと何回も観てますね。画質や音質がスターチャンネルはいいのでありがたいです。 この映画は映画館の大きなスクリーンで見るべきなんですしようね。初回は70ミリで見たのでよかったです。

2024/01/01

2024/01/02

88点

VOD/iTunes(AppleTV)/購入/テレビ 
字幕


名作

安心して観る事のできる作品
60年も前にこんな作品ができ、そして綺麗にリストアされた画面で鑑賞できることが幸せだ。
オーストリアの風景。美しく素朴な風景がフィルム上にだけでも残っていること自体が人類の財産なのかと思う。

2023/07/30

2023/07/30

100点

購入/BD-R 


いま見ても展開が軽快!

英語の勉強のために50回以上観た一番好きな映画です。
数年ぶりに観たけれど、何度観てもよくできていると思うし、俳優たちの演技も素晴らしい。もちろん歌声も楽曲も。
世界史の青木裕司先生が「すべてが詰まっている」とおっしゃっていたのもそのとおりだと思う。

2023/02/23

88点

選択しない 


清らかで美しい名作。

オープニングの「サウンド・オブ・ミュージック」を大自然の中、ジュリー・アンドリュースが歌う場面でもう感動してしまう。とにかく全編、清らかで美しく楽しい。そんな中、ナチスの影が徐々に忍びよる。国外脱出の際、舞台で「エーデルワイズ」を家族で歌う場面、感極まって詰まるクリストファー・プラマーをJ・アンドリュースがフォローする辺りも感動的。「全ての山を登ろう」が流れるラストの自然も美しい。