豊洲IHI劇場で13か月のロングラン公演中の劇団新感線の「髑髏城の七人」。
「花」、「鳥」、「「風」の三つのバージョンを観終わっから、本作をWOWOWで見る機会を得たが、改めて本舞台の完成度はなかなかのものだったと思った。
まず、信長に心頭していた三人の若者のドラマに集約したこと。主演三人の俳優(小栗旬、早乙女太一、森山未来)の身体能力が優れていて、立ち回りなどアクションがスピーディでキレが良いこと。彼ら以外の脇役陣もミスキャストで弱いと思う人がいないこと、そして最も大事な点は、橋本じゅん、古田新太を除いたほぼ新感線のメンバーが出演をしており、新感線の舞台の魂を凄く感じさせてくれること、である。
今回、役者の表情が良くわかるゲキ×シネ映像で観たので、余計に本作の出演陣の演技力を感じたのかもしれないが、素晴らしい舞台だったと再認識した。
ぜひ、来年三月の幕を開けるラスト公演「極」バージョンは、ベテラン布陣でいくのか若手布陣でいくのかわkぁらないが、これまでのキャストのベストの配役でやってほしいと切望したい。