CGがまだない時代によくこれだけの映像が撮れたなと思います。
購入したのがBlu-ray disc版だったので、劇場版・特別編・ファイナルカット版を選択して鑑賞出来ました。 ファイナルカット版で鑑賞後、特別編特典のマザーシップ内部とエンドロールの主題歌「星に願いを」を鑑賞しました。
「バミューダトライアングルで戦時中に行方不明になった戦闘機群や巨大な貨物船が、メキシコやインディアナの砂漠に失踪当時の姿のまま忽然と姿を現わす。 また謎の発光体が米国内外で目撃され、原因不明の大規模停電が発生。 発電所に勤めるロイ・ニアリーも停電の復旧作業に向かう途中、不可思議な機械の誤作動を起こす飛行物体と遭遇。 それが放つ閃光を浴びて以後理由も判らないまま、憑かれたようにマッシュルームやシェービング・クリームを始め、漠然と山のような形を見出すようになる。 インディアナ州に住む幼児のバリー・ガイラーは「深夜に家の台所に入り込み冷蔵庫を漁っていた”何者か”」と鉢合わせし、後を追い掛け失踪する。 その母のジリアンも失踪した息子を探し出し、連れ帰ろうとする途中で飛行物体の編隊と遭遇し閃光を浴び、ロイ同様に山の姿を描くようになる。」 wiki参照
前半の見せ場は主人公ロイが庭の樹木や近所のフェンスを引っこ抜き、一輪車の土共々キッチンの窓から放り込む所でしょうか。 ロイの奇行がロイのご近所さん共々心配になってきます。 その後、ロイは無心に何かを作り始め、完成させたのは「山の様なもの」でした。 時を同じくしてバリーも全く同じ形の山を描き上げています。 一方TVでは、米国初の国定公園でもある「デヴィルス・タワー」で有毒ガスが発生しているというニュースが繰り返し流れています。 それを見たロイは自分が造った物がデヴィルス・タワーである事を確信し、避難してくる車を押し分け避難所に辿り着き、バリーと合流します。 そして二人はデヴィルス・タワーを目指し、そこで二人が目にしたものは・・・。
ここまでで強い違和感が幾つか有ったんですが、本題からそれますので脇に置いといて、母艦登場までが随分と”まどろっこしい”感じがしました。 地球に成層圏が有る事を考えると眉唾な気もしますが、母艦のデザインは迫力が有ったと思います。 CGを使った作品は1982年の「トロン」が初と聞いていたので、78年の作品としてはかなり頑張ったなと思います。 ただ、出向えに来た宇宙人の子供たちは着ぐるみ感有り有りで、まぁ数が多いんで仕方ないんかなと思いましたが、本命のお出迎えも見え見えのフィギア感で、異常な光多用の映像で誤魔化しているのが残念に思います。 ま、現在観れば、ですけど、自分が二十歳の頃、45年も前の作品ですので、当時は結構な興奮と感動が有ったと記憶してます。
でも、なぜ貨物船が砂漠で発見されたのか、とか、ロイの家族はどうなるのか、とか、解放された人たちはどの様に生活していたのか、とか、何故最後にロイが選ばれたのかとか、もちろんロイのその後も、、、。 チョッと丸投げし過ぎかなと言う気もしました。