第二次大戦末期のローマ。レジスタンスの指導者マンフレーディ(マルチェロ・パリエ-ロ)はドイツ・ゲシュタポの追跡を逃れ、同志ランチェスコの家に逃げこむ。彼は資金調達のためローマに来たのだ。しかし警戒厳しく、結局神父ドン・ピエトロ(アルド・ファブリッツイ)に連絡をたのむ。フランチェスコとピーナ(アンナ・マニャーニ)の結婚式の日、ナチに襲われ、マンフレーディは逃げたが、ラフンチェスコら同志は捕えられ、それを追ったピーナは路上で巡視兵に射殺された。捕えられた同志たちは途中で救出され、マンフレーディとランチェスコはマンフレーディの恋人マリーナ(マリア・ミキ)のアパートに逃げこむ。ところが彼女はゲシュタポの婦人部員の陰謀にかかり、同性愛と麻薬中毒になっている。2人の仲は破れる。ドン・ピエトロの手引きで隠れ家に行く途中、マリーナの裏切りでナチに襲われ、神父とマンフレーディは捕えられる。神父の目前でマンフレーディはゲシュタポの凄惨な拷問にあうがついに一言も自白せず、息絶えてしまう。神父も反逆罪で銃殺されることになる。雲低くたれこめ、遥かサン・ピエトロ寺院の円蓋の見える丘で、神父は銃殺され、それを見た少年たちは黙々と刑場から立ち去って行った。