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麥秋(1951)

  • ばくしゅう
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  • 平均評点

    80.9点(499人)

  • 観たひと

    702

  • 観たいひと

    53

  • レビューの数

    106

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1951
公開年月日 1951/10/3
上映時間 124分
製作会社 松竹大船
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダ-ド
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督小津安二郎 
脚本野田高梧 
小津安二郎 
製作山本武 
撮影厚田雄春 
美術浜田辰雄 
音楽伊藤宣二 
録音妹尾芳三郎 
照明高下逸男 
編集濱村義康 
衣裳齋藤耐三 
監督助手山本浩三 
撮影助手川又昂 

キャスト

出演菅井一郎 間宮周吉
東山千栄子 しげ
笠智衆 康一
三宅邦子 史子
原節子 紀子
村瀬禪 
城澤勇夫 
高堂国典 茂吉
淡島千景 田村アヤ
高橋豊子 のぶ
佐野周二 佐竹宗太郎
二本柳寛 矢部謙吉
杉村春子 たみ
宮内精二 西脇宏三
井川邦子 安田高子
志賀真津子 高梨マリ
伊藤和代 矢部光子
山本多美 西脇富子
谷よしの 「多喜川」の女中
寺田佳世子 看護婦
長谷部朋香 病院の助手
山田英子 會社事務員
田代芳子 「田むら」の女中
谷崎純 冩眞屋

解説

製作は「自由学校(1951 渋谷実)」「虎の牙」に次ぐ山本武。脚本は「宗方姉妹」と同じく野田高梧と小津安二郎との共同執筆。監督は「宗方姉妹」に次ぐ小津安二郎作品。撮影は常に小津作品を担当する厚田雄春。出演者は、「西城家の饗宴」の菅井一郎、「自由学校(1951 渋谷実)」(松竹)の笠智衆、淡島千景、杉村春子、高橋豊子、「白痴」の原節子、東山千栄子、「天明太郎」の佐野周二、「あゝ青春」の三宅邦子、「恋文裁判」の二本柳寛、「初恋トンコ娘」の井川邦子などである。

あらすじ

間宮周吉は北鎌倉に住む老植物学者である。息子康一は医者で東京の某病院に通勤、娘紀子は丸ノ内の貿易会社の専務佐竹宗太郎の秘書である。佐竹の行きつけの築地の料亭「田むら」の娘アヤは紀子と学校時代からの親友で二人共未婚であるが、安田高子と高梨マリの級友二人はすでに結婚していて、四人が顔を合せると、未婚組と既婚組とに対立する。折から間宮家へは周吉の長兄茂吉が大和の本家より上京して来たが、紀子の結婚談が出る。同時に佐竹も自分の先輩の真鍋という男との縁談をすすめる。間宮家では、周吉夫婦をはじめ康一たちも佐竹からの話に乗り気になり、紀子も幾分その気になっているが、古くから間宮家の出入りである矢部たみの息子で、康一と同じ病院に勤めている謙吉が、急に秋田の病院へ転勤するときまったとき、謙吉こそ自分の結婚すべき相手だったことに気がつく。謙吉には亡き妻との間に光子という三才の遺児があり、恒産もないので、間宮家では四十歳ではあるが、初婚で、善通寺の名家の出である真鍋との結婚を希望するが、紀子のたっての希望を通してやることにする。紀子は秋田へ去り、周吉夫妻も大和の本家へ引きあげて行く。その大和はちょうどさわやかな麦秋であった。

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