男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

羅生門(1950)

  • らしょうもん
  • ----
  • Rashomon

amazon


  • 平均評点

    78.0点(611人)

  • 観たひと

    1020

  • 観たいひと

    52

  • レビューの数

    109

基本情報

ジャンル 時代劇 / 文芸 / サスペンス・ミステリー
製作国 日本
製作年 1950
公開年月日 1950/8/26
上映時間 88分
製作会社 大映
配給 大映
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督黒澤明 
脚本黒澤明 
橋本忍 
原作芥川龍之介 
企画本木荘二郎 
箕浦甚吾 
撮影宮川一夫 
美術松山崇 
音楽早坂文雄 
録音大谷巌 
照明岡本健一 
編集西田重勇 

キャスト

出演三船敏郎 多襄丸
森雅之 金沢武弘
京マチ子 金沢の妻・真砂
志村喬 杣売
千秋実 旅法師
上田吉二郎 下人
加東大介 旅免
本間文子 巫女

解説

芥川龍之介の小説『薮の中』を黒澤明が映画化。第12回ヴェネチア映画祭のグランプリ、第24回アカデミー賞の名誉賞(外国語映画賞)を受賞した。脚本は黒澤と橋本忍、撮影は宮川一夫。出演は、三船敏郎、森雅之、京マチ子。

あらすじ

平安時代のとある薮の中。盗賊、多襄丸が昼寝をしていると、侍夫婦が通りかかった。妻に目を付けた多襄丸は、夫をだまして縛り上げ、夫の目の前で妻を強姦する。しばらく後、現場には夫の死体が残され、妻と盗賊の姿はなかった。 --物語は、この殺人事件をめぐり、目撃者の杣売(志村喬)と旅法師(千秋実)、捕らえられた盗賊(三船敏郎)と侍の妻(京マチ子)、それに巫女により呼び出された、死んだ侍の霊の証言により構成される。ところが事件の顛末は、証言者によってくい違い、結局どれが真実なのかわからない。盗賊によると、女がどちらか生き残った方に付いていくと言うので夫と対決し、彼を倒したが女は消えていたと言い、妻は妻で、盗賊に身を任せた自分に対する夫の蔑みの目に絶えられず、錯乱して自分を殺してくれと短刀を夫に差し出したが、気が付いたら短刀は夫の胸に突き刺さっていたと告白。そして夫の霊は、妻が盗賊に、彼に付いていく代わりに夫を殺してくれと頼むのを聞いて絶望し、自分で自分の胸に短刀を刺したが、意識が薄れていく中で誰かが胸から短刀を引き抜くのを感じながら、息絶えたと語った。 役所での審問の後、羅生門の下で雨宿りをしている杣売と旅法師は、同じく雨宿りをしていた下人(上田吉二郎)に事件について語る。下人は、短刀を盗んだのは杣売だろうとなじり、羅生門に捨てられていた赤ん坊の衣服を剥ぎ取ると行ってしまった。呆然とたたずむ杣売と法師。杣売は、赤ん坊を引き取って育てるという。法師が彼の行為に一縷の希望を見出し、映画は終わる。

関連するキネマ旬報の記事

2019年7月下旬号

巻頭特集 戦後の日本映画史に“肉体”を与えた女優 京マチ子、逝く:「羅生門」の思い出

BOOK SPECIAL 『黒澤明の羅生門―フィルムに籠めた告白と鎮魂―』:インタビュー ポール・アンドラ(聞き手:北村匡平)

2008年12月下旬号

スペシャル・レポート:「羅生門」デジタルで復活

1991年5月上旬号

特別企画 Special Collection LD:「羅生門」&「ゴーストバスターズ」

1983年11月上旬号

特別企画 [黒澤明の全貌]によせて 第1回 私の黒澤映画:「羅生門」

1963年4月号増刊 黒沢明<その作品と顔>

シナリオ:羅生門(コンテニュイティ)

1959年6月上旬号

キネマ旬報無題欄:ブロードウェイで上演された「羅生門」

1955年6月下旬号

東南アジアの学生と日本映画:「羅生門」と「雪割草」 (パキスタン)

1952年増刊 名作シナリオ選集

コンティニュイティ 羅生門:一九五一年ヴェニス・グラン・プリ受賞

1951年10月上旬秋季特大号

日本映画「羅生門」にヴェニス大賞輝く:

1950年復刊特別号

日本映畫批評:羅生門