川っぺりムコリッタ

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川っぺりムコリッタ

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レビューの数

70

平均評点

74.0(337人)

観たひと

451

観たいひと

35

(C)2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ヒューマン / ドラマ
製作国 日本
製作年 2021
公開年月日 2022/9/16
上映時間 120分
製作会社 『川っぺりムコリッタ』製作委員会(KADOKAWA=朝日新聞社=メ~テレ=カルチュア・エンタテインメント=平成プロジェクト=basil=RIKIプロジェクト=ムービーウォーカー=Filmarks=ねこじゃらし=富山テレビ放送=北日本新聞社)(製作幹事:KADOKAWA=朝日新聞社/制作プロダクション:RIKIプロジェクト)
配給 KADOKAWA
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督荻上直子 
脚本荻上直子 
原作荻上直子
(「川っぺりムコリッタ」(講談社))
企画プロデュース水上繁雄 
飯田雅裕 
製作堀内大示 
五老剛 
多湖慎一 
中西一雄 
益田祐美子 
亀山暢央 
竹内力 
五十嵐淳之 
鈴木貴幸 
川村岬 
中西修 
駒澤信雄 
プロデューサー野副亮子 
永井拓郎 
堀慎太郎 
共同プロデューサー成瀬保則 
神保友香 
撮影監督安藤広樹 
美術富田麻友美 
装飾山崎悠里 
音楽パスカルズ 
録音池田雅樹 
整音瀬川徹夫 
音響効果大河原将 
照明重黒木誠 
編集普嶋信一 
スタイリスト堀越絹衣 
衣裳村上利香 
ヘアメイク須田理恵 
制作担当鳥越道昭 
助監督藤森圭太郎 
スクリプター天池芳美 
VFX古橋由衣 
フードスタイリスト飯島奈美 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演松山ケンイチ 山田たけし
ムロツヨシ 島田幸三
満島ひかり 南詩織
吉岡秀隆 溝口健一
江口のりこ 中島
黒田大輔 
知久寿焼 
北村光授 
松島羽那 
柄本佑 堤下靖男
田中美佐子 大橋
薬師丸ひろ子 
笹野高史 
緒形直人 沢田

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「かもめ食堂」「彼らが本気で編むときは、」の荻上直子の原作・脚本・監督で贈る「おいしい食」と「心をほぐす幸せ」の物語。ムコリッタ(牟呼栗多)とは仏教の時間の単位のひとつ、1/30日=48分のこと。北陸の町を舞台に築50年のハイツムコリッタで暮らす4人の日常が織りなされる。出演は「ひっそりと暮らしたい」と引っ越してきた孤独な男・山田に松山ケンイチ、山田との距離感が近い隣の部屋の住人・島田にムロツヨシ、夫に先立たれた大家の南に満島ひかり、墓石の販売員の溝口に吉岡秀隆といった豪華キャストが集結。荻上監督がこれまでずっと描いてきた人と人がつながることで生まれる「幸せ」と「ユーモア」に包まれ、誰かとご飯を食べたくなるハッピームービーだ。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

山田は北陸の小さな塩辛工場で働き口を見つけ、社長から紹介された「ハイツムコリッタ」という古い安アパートで暮らし始める。無一文に近い状態でやってきた山田のささやかな楽しみは、風呂上がりの良く冷えた牛乳。そして、お米が買える給料日を心から待ち望んでいた。ある日、隣の部屋の住人・島田が風呂を貸してほしいと上がり込んできた日から、山田の静かな日々は一変する。できるだけ人と関わらず、ひっそりと生きたいと思っていた山田だったが、夫を亡くした大家の南、息子と二人暮らしで墓石を販売する溝口といったハイツムコリッタの住人たちと関わりを持ってしまう。一緒にご飯を食べたり、笑ったり、そんな楽しい日々のなか、ある日、山田が北陸の町にやってきた「秘密」を住人たちに知られてしまう。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2022年10月上旬号

REVIEW 日本映画&外国映画:「川っぺりムコリッタ」

2022年9月下旬号

グラビアインタビュー 松山ケンイチ 「川っぺりムコリッタ」:

UPCOMING 新作紹介:「川っぺりムコリッタ」

2022年8月上旬号

試写室「川っぺりムコリッタ」:

2024/10/13

2024/10/20

65点

選択しない 


なんてことないストーリーだけど、役者がとにかく良い
松山ケンイチ、ムロツヨシ、満島ひかり
このメンツならどんなストーリーでも面白くなる

2024/10/13

2024/10/19

75点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/テレビ 


脱力だけではない荻上監督の新境地を見た。

ネタバレ

川っぺりムコリッタ
 例によって、何らの予備知識を入れずに見始めると、主演の松山ケンイチを始め、豪華なキャストが揃っていて、これは名のある監督によるものではないかと思っていた。案の上、原作・脚本・監督は、あの「かもめ食堂」の荻上直子だった。しかし、今回の作品は彼女らしい脱力系の部分はあるものの、生きていく孤独、生きていくことの意味を問うようなダークサイドにも焦点を当てているところが、従来作品と異なっている。
 ドラマは刑務所を出所した山田(松山ケンイチ)が流れ着いたような北陸の川辺にある古いアパートの住民との関わり合いが中心となっている。その貧しき住民たちは、まるで山本周五郎の「季節のない街」(黒澤明の「どですかでん」の原作)のような印象を受ける(特に、吉岡秀隆演じる息子と2人で墓石の訪問販売をする男)。そのアパートでの暮らしの描写の中では、「食」の描写が的確であり、特に、ご飯が炊きあがる瞬間を待ちきれない山田、そして、盛られたご飯の美味しそうなのは格別で、これが生活、生きることの描写に実感を与えている。幼い頃に、父と別れ、母にも棄てられ、犯罪にまで手を染めてしまった山田の絶望に近い心を少しずつ癒していくのは、周囲の人間の優しさである。一風変わった人たちの中で、特に無縁仏の世話を担当する役人(柄本拓)の仕事を飛び越えたような故人とその家族に寄り添う優しさが心に染みる。また、山田の隣人の島田は、勝手に風呂に入りに来て、ご飯まで食べるというとんでもない図々しい男で、演じたムロツヨシのいつものパターンと思いきや、背負った思い過去の存在も感じさせ、彼の新境地を切り開けた気がする。加えて、一見偽善者のようにみえる工場の社長(緒形直人)も、心から山田の事を考えているというのも心休まるのだ。
 これら住民のキャラと荻上監督らしい「翔んだ」ファンタジックな描写の効果により、このアパートの原始共産制みたいな居心地の良さが伝わってくる。薬師丸ひろ子を電話の声だけ、江口のりこをマスクで誰かわからないような贅沢な使い方を平気でやってしまうところに、この作品の世界に繋がる損得だけでは推し量れない荻上監督のいい姿勢を感じる。ただ、あまりの作品の心地よさに、イカの塩辛の製造工程の描写については、実際に従事する人にとってはあまり心地よくないかなって余計なことを考えてしまった。

2022/09/18

2024/06/07

70点

映画館/群馬県/MOVIX伊勢崎 


美味しいご飯を食べよう

いろいろ抱え込んでいる人たちが集まってるムコリッタ。

世知辛い世の中で
生きることに躓いたり、懸命になっている人たち

最初は唐突だけれども
やがてそれが当たり前のようになっていき
美味しいご飯をみんなで食べるようになる。
交流が
ご飯が
仕事とか
頼られる事とか
ほんの少しの『生きてて良い理由』をかき集めると何とか生きられる。
そんなささやかな幸せが温かい。

でも…

そんな風にかき集めないといけない社会にしちゃってるのは私達では?
もっと生きやすい世の中に
もっと大きく深呼吸できる世の中に
もっと余裕を持てる世の中に

そうすればみんながもっと生きやすくなると思うのです。
作品がささやかな幸せを描くからこそそう思います。

2024/05/15

2024/05/15

50点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/テレビ 


もたいまさこが出てないので荻上直子臭はそれほど強烈ではないが

レビュー記録しようとするとすぐアプリが落ちる!
どーなってんだキネノート!

2024/04/29

2024/04/29

65点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 


どですかでん

荻上直子監督です。長屋に住む人たちの日常。どですかでんですね。吉岡秀隆の親子は、口調からどですかでんのあの親子ですね。でも、好きです。この空気感は。

2024/04/19

2024/04/19

-点

レンタル/愛知県/TSUTAYA/TSUTAYA 豊明店 


薬師丸ひろ子さんが

ネタバレ

波紋とトイレットが面白かったので、レンタルして、観ました、緒形直人さんとムロツヨシさんのセリフがよかったです、あとエンドロールに薬師丸ひろ子さんの名前があったのどこに出ていたか気づかず、DVDを巻き戻して見てもわからず、スマホで検索してわかったので、もう一度観ました。