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女殺油地獄(1992)

  • おんなごろしあぶらのじごく
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  • 平均評点

    62.7点(86人)

  • 観たひと

    146

  • 観たいひと

    12

  • レビューの数

    14

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1992
公開年月日 1992/5/23
上映時間 113分
製作会社 フジテレビジョン=京都映画提携(製作協力…映像京都)
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督五社英雄 
脚本井手雅人 
原作近松門左衛門 
企画堀口壽一 
西岡善信 
製作村上光一 
奥山和由 
プロデューサー能村庸一 
池田知樹 
協力プロデューサー中川好久 
撮影森田富士郎 
美術西岡善信 
音楽佐藤勝 
録音生水俊行 
照明中岡源権 
編集市田勇 
助監督小笠原佳文 
スチール松平元子 

キャスト

出演樋口可南子 豊島屋・お吉
堤真一 河内屋・与兵衛
藤谷美和子 小倉屋・小菊
井川比佐志 河内屋・徳兵衛
岸部一徳 豊島屋・七左衛門
長門裕之 小倉屋・市兵衛
石橋蓮司 油搾親方・茂助
辰巳琢郎 河内屋・太兵衛
佐々木すみ江 河内屋・おさわ
山口弘美 河内屋・おかち
奈月ひろ子 小倉屋・お品
うじきつよし 小倉屋手代・嘉平

解説

女の魔性と男の純情があやなす妖美にして凄惨な愛の世界を描いた近松門左衛門原作の映画化。脚本は「次郎物語(1987)」の井手雅人が執筆。監督は「陽炎」の五社英雄。撮影は「豪姫」の森田富士郎がそれぞれ担当。

あらすじ

大阪本天満町の油屋、豊島屋の女房・お吉が惨殺された。油と血のりが混じりあった惨状をきわめる現場には“河内屋”の銘の入った油樽がころがっていた。河内屋は、豊島屋がのれん分けしてもらった油屋で、かつてお吉はそこへ奉公し、次男の与兵衛の乳母がわりもしていた。だが、与兵衛が4歳の時に河内屋の主人は他界し、番頭だった徳兵衛が義父となったことから与兵衛はグレ出し、お吉は彼の遊びの尻ぬぐいをしてやっていた。そんなある日、お吉は与兵衛が油屋の元締、小倉屋の一人娘・小菊と密会を重ねていることを知る。2人の関係が表ざたになると河内屋の看板が取りあげられかねない。お吉に意見され神妙にうなづいた与兵衛だったが、小菊との関係は続き、ついに番所の手が入り2人は役人に捕らえられてしまう。小倉屋の主人・市兵衛の顔利きで2人はおとがめなしで放免となったが、市兵衛は2人が別れなければ河内屋を油屋の株仲間から外すと宣言した。しかし与兵衛の反抗心はさらに増し、激しく打ち据える徳兵衛に与兵衛は小菊と別れないとうそぶき、心配して訪ねたお吉に心中の用意もあると、匕首をちらつかせてみせた。数日後、軟禁されていた小菊を連れ出した与兵衛だったが、かけおちという状況は小菊を異常なまでに興奮させ、尋常を逸した小菊に驚いた与兵衛は、お吉に助けを求めた。小菊を小倉屋の手代に渡した後、お吉は与兵衛に女の魔性について語ってきかせる。さらに数日後、小菊の結婚が決まり、お吉は花嫁の介添え役を頼まれた。小菊が嫁ぎ、与兵衛はやっと油しぼりの仕事をはじめるようになったが、小菊は仕事場から与兵衛を誘い出し、まだ密会を重ねていた。それを知ったお吉は小菊に会っていましめたが小菊は聞き入れず、その高慢な態度にお吉の女の意地と嫉妬心が燃え上がっていた。小菊に与兵衛をもてあそばれるぐらいならと、お吉はついに自ら身体を投げ出し与兵衛と激しく燃え上がるが、それはお吉を無惨な孔へと追いやる地獄の迎え火となり、やがてお吉は与兵衛に刺殺されてしまうのだった。

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