男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

海難1890

  • かいなんいちはちきゅうぜろ
  • ----
  • ----
  • 平均評点

    70.4点(392人)

  • 観たひと

    525

  • 観たいひと

    57

  • レビューの数

    69

基本情報

ジャンル ヒューマン / ドラマ
製作国 日本 トルコ
製作年 2015
公開年月日 2015/12/5
上映時間 132分
製作会社 Ertugrul Film Partners
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比
カラー/サイズ カラー
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督田中光敏 
特撮監督佛田洋 
脚本小松江里子 
脚本協力井上隆 
エグゼクティブプロデューサー村松秀信 
製作統括木次谷良助 
製作須藤泰司 
木下直哉 
間宮登良松 
中村理一郎 
薮下維也 
近藤哲 
木本敬巳 
吉村和文 
西本博嗣 
松田陽三 
沖中進 
広田勝己 
岸本一朗 
本間雅之 
板倉均 
プロデューサー天野和人 
大原詔久 
大谷亮介 
小沢禎二 
冨永理生子 
撮影監督永田鉄男 
撮影会田正裕 
美術花谷秀文 
音楽永田鉄男 
大島ミチル 
音楽プロデューサー津島玄一 
録音松陰信彦 
整音松陰信彦 
音響効果柴崎憲治 
照明(日本ユニット)安藤清人 
編集川島章正 
キモノデザイナー(日本ユニット)斉藤上太郎 
キャスティングプロデューサー(日本ユニット)福岡康裕 
製作担当(日本ユニット)清水圭太郎 
監督補井上隆 
助監督(日本ユニット)中川裕介 
VFXスーパーバイザー野口光一 
題字紫舟 
進行主任(日本ユニット)中森幸介 

キャスト

出演内野聖陽 田村元貞
ケナン・エジェ ムスタファ/ムラト
忽那汐里 ハル/春海
アリジャン・ユジェソイ ベキール
小澤征悦 藤本源太郎
宅間孝行 木村
大東駿介 信太郎
渡部豪太 直一
徳井優 平次
小林綾子 トメ
螢雪次朗 竹下
かたせ梨乃 サト
夏川結衣 お雪
永島敏行 野村
竹中直人 工藤
笹野高史 佐藤

(C)2015 Ertugrul Film Partners

解説

1890年に和歌山県で起きたオスマン帝国の親善訪日使節団を乗せた軍艦エルトゥールル号の海難事故、そして1985年イラン・イラク戦争時にテヘランに残された日本人の救出にトルコが尽力した史実に基づき、日本・トルコ両国の絆や危険を押してでも助けようとする人々を描いた人間ドラマ。エルトゥールル号編とテヘラン救出編の二部で構成される。監督は「利休にたずねよ」が第37回モントリオール世界映画祭最優秀藝術貢献賞に輝いた田中光敏。海難事故に遭遇した医師を「臨場・劇場版」の内野聖陽が演じ、「マイ・バック・ページ」の忽那汐里やトルコ人俳優ケナン・エジェが二役で出演。外務省の後援や、トルコ政府全面協力を受け制作された。

あらすじ

1890年9月。オスマン帝国から日本へ派遣されていた親善使節団はその使命を終え、帰路につく。しかし使節団を乗せた軍艦エルトゥールル号は台風に遭遇し、和歌山県紀伊大島の樫野崎沖で沈没。船の爆発音が島中に響き渡り、おびただしい数の死体と船の残骸が岸に漂着する。この地に暮らす医師・田村(内野聖陽)と助手のハル(忽那汐里)をはじめ村民総出で救出活動にあたった。救護所に海軍機関大尉のムスタファ(ケナン・エジェ)が担ぎ込まれ、一時は呼吸が止まっていた彼はハルの懸命な心臓マッサージにより一命を取り留める。この事故により69名が生き残り、500名以上が死亡。生き残ったことに苦悩し怒りをぶつけるムスタファに、田村は母国の遺族に返そうと漂着物を綺麗に磨く村人たちの姿を見せる。ムスタファは日本人のあたたかい真心をその胸に刻むのだった――。時は移り、1985年、イラン・イラク戦争下のイラン・テヘラン。空爆が続き、トルコ大使館の職員ムラト(ケナン・エジェ)と日本人学校の教師・春海(忽那汐里)は地下避難壕で出会った。イラクの大統領サダム・フセインは48時間後以降イラン上空を行く航空機は無差別に攻撃すると突如宣言。日本大使の野村(永島敏行)は救援機を要請するが日本は対応が難しい状況にあり、他国の者たちが続々と脱出する中、邦人は取り残されていった。技術者の木村(宅間孝行)は危険が迫っているのはわかってはいたが、家族とイラン脱出を諦めていた。絶望的な状況下にも関わらず、晴海は子供たちを守ろうと奔走していた。晴海はトルコに救援機の手配を頼むよう野村に進言、トルコのオザル首相は救援機の派遣を決定する。しかし空港で救援機を待つ多くのトルコ人たちの姿が目に入り、日本人たちが諦めかけたそのとき、ムラトはかつてトルコ人が日本人から受けた真心について語り始める……。

関連するキネマ旬報の記事

2016年1月上旬号

REVIEW 日本映画&外国映画 公開作20作品、60本の批評:「海難1890」

2015年12月下旬号

UPCOMING 新作紹介:「海難1890」