戦後初の40代の内閣総理大臣・長内洋次郎(市川猿之助)は、カリスマ性やリーダーシップ、的確な判断力を発揮し高支持率を得ている。そんななか、全国各地に甚大な被害をもたらす台風災害が発生。国家を揺るがす非常事態の最中、長内は災害対策会議に10分遅れて到着。さらに、その“空白の10分”を糾弾する暴漢に長内が襲撃される。拘束された被疑者・森下弘道(佐々木蔵之介)の取調べのため警視庁は、捜査一課の取調べ専門チーム「緊急事案対応取調班=通称・キントリ」の緊急招集を決定。真壁有希子(天海祐希)らキントリチームは取調べを開始するが、森下は犯行動機を語らないどころか、取調室に総理大臣を連れて来いと無謀な要求を繰り返す。森下の取調べが行き詰まるなか、長内総理に“ある疑惑”が浮上。有希子は真相解明のため、総理大臣を事情聴取すべく動き出すが……。