TOHOすすきのでオープニングの公開作品になっていたことをきっかけに観てみました。オープニングで選ばれたのは札幌が舞台になっている、ということで間違いないはずです(探偵はBARにいるも選ばれていました)。
30年近く前の作品なので、札幌の街並みがミニチュアまるだしというところはありますが、いろいろなところでロケされていて、水曜どうでしょうでのブレイク直前のOffice cueの面々がエキストラ的に出ていたり(今作公開が96年7月、どうでしょうが同年10月スタート。モザイクな夜というローカル深夜番組に出演していましたが、地元でもほとんど観ている人はいない印象でした)。
展開がはやく、レギオンの設定も面白く、評価が高い作品であるのは頷けるところです。今年公開されたゴジラと比べると、怪獣が出てくるシーンが圧倒的に多く、なおかつ人だけ出てくるシーンは怪獣への対策をしているシーン(登場人物自体の葛藤とかではない)なので、怪獣映画を観にくる観客に優しい作りというか、王道なつくりです。
どうでも良いことですが、劇中で、レギオンの草体の爆発で半径6kmが吹き飛ぶようなことを言っていました。中心部は完全に範囲内ですが、例えば水野美樹さんと吹越満さん演じるキャラクターたちが最初にいた青少年科学館はその倍くらいの距離なので大丈夫そうです。札幌市は広いので、全域が破壊されるわけではないけれど、都市機能が失われる程度という現実的な範囲内で設定されたのかと思います。
ちなみに、1966年にいわき市に抜かれるまでは札幌市が全国1の広い市でした。2023年現在はさらに全国的に市町村合併が進み、札幌は16位になっています。