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鑑賞方法別データ数
映画館 1,837,823 120
レンタル 597,101 16
購入 124,911 10
VOD 562,199 130
テレビ 925,966 127
その他 158,880 15

奥様ご用心

  • おくさまごようじん
  • Pot-Bouille
  • ----

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  • 平均評点

    70.6点(18人)

  • 観たひと

    30

  • 観たいひと

    8

  • レビューの数

    5

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 フランス イタリア
製作年 1957
公開年月日 1958/12/26
上映時間
製作会社 ロベール=レーモン・アキム=パンイタリア
配給 イタリフィルム
レイティング
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダード
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

キャスト

出演ジェラール・フィリップ Octave Mouret
ダニエル・ダリュー Madame Hedouin
ダニー・カレル Berthe Josserand
ジャック・デュビー Auguste Vabre
アヌーク・エーメ Marie Pichon
ジャーヌ・マルカン Madame Josserand
アンリ・ヴィルベール Bachelard
クロード・ノリエ Clothilde Duveyrier
ジャン・ブロシャール M. Duveyrier
Daniele Dumont Hortense Josserand
Jacques Grello Theophile Vabre
ミシュリーヌ・リュシオニ Valerie Vabre
オリヴィエ・ユスノ M. Josserand
ミシェル・グルリエ Fanny
Georges Cusin M. Compardon

解説

「殺人狂想曲」のジュリアン・デュヴィヴィエ監督が、エミール・ゾラが一八八二年に書いた「ごった煮」をもとに作った作品。意をこらした時代風俗絵巻のなかに、十九世紀パリ・プチブル階級の男女関係が、皮肉まじりに描かれる。脚色はデュヴィヴィエ、レオ・ジョアノン、「愛情の瞬間」のアンリ・ジャンソンの三人。台詞はジャンソン。撮影を「ノートルダムのせむし男」のミシェル・ケルベ、音楽をジャン・ヴィーネ、美術をレオン・バルザックがおのおの受けもっている。出演者は「モンパルナスの灯」のジェラール・フィリップとアヌーク・エーメ、「夜の放蕩者」のダニエル・ダリュー、「リラの門」のダニイ・カレルの他、クロード・ノリエ、ミシュリーヌ・リュシオニ等。製作ロベール及びレイモン・アキム。

あらすじ

一九世紀末葉のパリ。婚期を迎えた二人の娘を、持参金なしで嫁がせるために、ジョスラン夫人は苦労していた。一家の住むアパルトマンに、ある日オクターヴ・ムーレ(ジェラール・フィリップ)という青年がやってきた。立身出世を夢見る男であり、女性を魅する才気の持主である彼は、カンパルドン家に寄宿して服地店に職を得た。服地店の主人は、年上の病身の夫をかかえるエドゥアン夫人(ダニエル・ダリュー)だった。冷たい美貌の彼女は、簡単にはムーレの口ぐるまにのらない。ジョスラン夫人の二番目娘ベルト(ダニー・カレル)は、重苦しい家庭の空気にたえられず、母が花婿候補にしたムーレに心をよせた。しかし、自分の金では結婚しないというムーレの言葉で、ジョスラン夫人は、ベルトを薄のろの青年で服地店をいとなむオーギュストにおしつけた。彼は遠からず父親の財産をつぐはずなのである。盛大な結婚式があげられた。ベルトは、意にそまぬ結婚生活を続けながら、暇をぬすんでムーレと逢びきするコケティッシュな女になった。そして、ムーレは誘惑に失敗したエドゥアン夫人の店を出て、ベルトの夫の店に入りこんだ。主人の妻の情夫であり、店の支配人となったムーレの手腕は、競争相手となったエドゥアン夫人の店をおびやかした。けれど、ベルトとムーレの仲を、夫のオーギュストが感づいた。彼はムーレに決闘を申しこんだが、ムーレに妻や情婦を寝とられた年輩男達のとりなしで、事は無事にすんだ。同じアパルトマンに住むマリイ・ピション夫人(アヌーク・エーメ)の、静かで哀しそうな眼をあとに、ベルトと別れたムーレは再びエドゥアン夫人の服地店に帰った。今は夫を失い、ムーレの事業的手腕を信用し、彼にのぼせ上ったエドゥアン夫人の熱っぽい接吻が、そこで彼を待っていた。ムーレは彼女の服地店“婦人の幸福”の店主におさまった。

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