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死闘の伝説

  • しとうのでんせつ
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  • 平均評点

    73.5点(50人)

  • 観たひと

    79

  • 観たいひと

    16

  • レビューの数

    17

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1963
公開年月日 1963/8/11
上映時間 84分
製作会社 松竹大船
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督木下恵介 
脚本木下恵介 
製作白井昌夫 
木下恵介 
撮影楠田浩之 
美術梅田千代夫 
音楽木下忠司 
録音大野久男 
照明豊島良三 
編集杉原よ志 
スチル堺謙一 

キャスト

出演毛利菊枝 園部梅乃
田中絹代 園部静子
加藤剛 園部秀行
岩下志麻 園部黄枝子
松川勉 園部範雄
岡田可愛 園部篝
加藤嘉 清水信太郎
加賀まりこ 清水百合
石黒達也 鷹森金兵衛
菅原文太 鷹森剛一
坂本武 源さん
野々村潔 林巡査
明石潮 校長
浜村純 酔っぱらいの親爺
大塚君代 親爺の女房
花澤徳衛 山ノ助
青木猛 熊吉
小瀬朗 正太
竹田法一 助役
中田耕二 警部補
青山宏 巡査A
川村禾門 男C
小林十九二 年寄り
水木涼子 中国人老婆
江美しのぶ 中国人娘

解説

「歌え若人達」を監督した木下恵介が脚本・監督する社会ドラマ。撮影もコンビの楠田浩之。

あらすじ

太平洋戦争の末期、北海道の寒村に疎開してきた園部家の娘黄枝子に、村長の息子剛一との縁談がおきた。黄枝子は気が進まぬが、一家がよそ者としてこの村で暮すには、断りきれぬと思う。祖母梅乃と母静子もそんな娘の心を察して返事をためらっている。弟の範雄は若い潔癖感からこの縁談に反対だ。そこへ、長男秀行が病気のため戦場から帰還した。剛一が大陸の戦線で残虐行為を犯しているのを目撃していた秀行は、早速この縁談を断った。村中の園部家迫害が始まった。ただ猟師の信太郎とその娘百合だけは別だった。戦友のいる仙台へ向う秀行は、村境まで送ってくれた百合にほのかな恋情を感じるのだった。ある日、買出し帰りの黄枝子は林の中で剛一におそわれた。黄枝子を迎えにきた百合が剛一にむしゃぶりついた。危機を脱した黄枝子は百合を救おうとし石で剛一をなぐりつけ二人は必死で逃げ出した。剛一の死が村に伝えられ、林巡査らが黄枝子を引渡せと信太郎の家に向うが、百合が猟銃をかまえて近づけない。黄枝子は警察へ行くというが、信太郎は彼女を百合と共に山奥の白雪小屋に逃がす。ここに至り、村人は暴徒と化し、範雄、梅乃、信太郎らが殺された。折しも帰郷した秀行は、争いをやめさせようと小屋へ急行したが、そのとき百合の胸は兇弾につらぬかれた。必死で訴える黄枝子の言葉で、村人たちはやっと平静にもどった。争いは終ったが、百合を呼びつづける秀行の声が悲しい。日本降伏の二日前の出来ごとであった。

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