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母の初恋

  • ははのはつこい
  • ----
  • ----


  • 平均評点

    59.0点(13人)

  • 観たひと

    16

  • 観たいひと

    5

  • レビューの数

    3

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1954
公開年月日 1954/9/17
上映時間 102分
製作会社 東京映画
配給 東宝
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督久松静児 
脚色八田尚之 
原作川端康成 
製作滝村和男 
三輪礼二 
撮影三浦光雄 
美術下河原友雄 
音楽黛敏郎 
録音根岸寿夫 
照明今泉千仭 

キャスト

出演上原謙 佐山
三宅邦子 佐山の妻時枝
岸恵子 雪子
丹阿弥谷津子 母民子
加東大介 義父根岸
志村喬 高浜
小泉博 若杉
千秋実 沢田
香川京子 緑川阿佐子
立花満枝 女給ユリ
三木鞠子 女給三千代
澄川透 原稿を持って来る青年
田辺元 魚屋の親爺
黒田隆子 佐山家の女中

解説

川端康成の原作を「水着の花嫁」の八田尚之が脚色している。監督は「女の暦」の久松静児、撮影は「わたしの凡てを」の三浦光雄が当る。出演者は「えくぼ人生」の岸恵子が東宝映画に初出演するほかに、「青春前期」の上原謙、「恋愛特急」の志村喬と小泉博、「螢草」の三宅邦子、「鉄火奉行」の香川京子などである。

あらすじ

閑静な湘南に住む文士佐山夫妻は、佐山の初恋の女民子の遺子雪子を実子のように愛情を以て育てていた。民子は初恋の人佐山を忘れかねつつ、二度の不幸な結婚生活の中に雪子を残して病死したのだった。「一番好きな人と必ず一緒になりなさい」と常に云っていた母の言葉を胸に、一人ぽっちの雪子は佐山の養女となったのだが。--高浜は佐山の親友で演出家である。佐山と、民子の想出を語りながら、美しく成長した雪子を見て、若杉青年を婿の候補者として寄越したりする。若杉に対する雪子は、そんなことは知らず至極恬淡たるものだった。佐山夫妻が外出中、瓢々たる画家沢田が鯰を持ち込んで来て手古ずらせたり、友人の阿佐子が訪ねて来たり、楽しい平和な日々の中にも、結婚の話となると、雪子の心は曇った。雪子の心には佐山への思慕があった。佐山夫妻始め、周囲の人々の温い愛情に見守られて、雪子は若杉との新婚生活に入ったが間もなく突然家出した。幸福であるべき雪子が何故?佐山は驚くが、民子との想い出の山宿で雪子を見つけ、初めて雪子の心を知った。やさしく説いて聞かせる佐山に、雪子は広い大きな愛情を感じ自分の非を納得する。「頑張ります。--すみません、我ままばかりして……」きっぱり言いきった雪子は若杉の許へ帰っていった。

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  • 鑑賞日 2024/07/08

    登録日 2024/07/08

    評点


    鑑賞方法 テレビ/有料放送/日本映画専門チャンネル 


    岸恵子東宝映画に出演

    1954年の作品。


  • 鑑賞日

    登録日 2024/06/19

    評点 40


    鑑賞方法 選択しない 


    久松静児らしく抒情的だが結論が通俗的で安っぽいセンチメント

     川端康成の同名小説が原作。
     脚本家(上原謙)が早逝した恋人(丹阿弥谷津子)の娘・雪子(岸惠子)を引き取り、家事見習いをさせて嫁がせるという物語で、互いに思いを寄せるものの脚本家には妻(三宅邦子)があり、実らぬ恋という悲恋物語となっている。
     原作では、雪子が母から教えられた「結婚しても愛は滅びない」という言葉を胸に嫁ぐが、映画では「愛した人と結婚しないと不幸になる」と変えられているために、ラストが着地せず、もやもやしたままに終わっている。
     元恋人の娘に幻想を抱いてしまうロリコン作家はともかく、雪子が母の初恋の人だったから脚本家を好きになってしまったのか、親切心にほだされたのか、あるいは純粋に愛してしまったのかが描かれていない。母と脚本家の思い出の地に執心することから、タイトル通りに母の初恋の人だったからということなのだろうが、だとすれば実らぬ悲恋というのもいささか薄っぺらい。
     久松静児らしく抒情的に描かれていて、それなりに楽しめはするが、「愛した人と結婚しないと不幸になる」と通俗的な結論にしたのが、わかりやすいと言えばわかりやすいが安っぽいセンチメンタル映画にしてしまった。


  • 鑑賞日 2024/06/15

    登録日 2024/06/15

    評点 45


    鑑賞方法 テレビ/有料放送/日本映画専門チャンネル 


    蔵出し名画座

    岸恵子の気持ち、理解出来ず⁉️