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劔岳 点の記

  • つるぎだけてんのき
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  • 平均評点

    71.7点(439人)

  • 観たひと

    740

  • 観たいひと

    62

  • レビューの数

    62

基本情報

ジャンル 時代劇 / ドラマ
製作国 日本
製作年 2008
公開年月日 2009/6/20
上映時間 139分
製作会社 「劔岳 点の記」製作委員会(東映=フジテレビジョン=住友商事=朝日新聞社=北日本新聞社)
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 不明
カラー/サイズ カラー
メディアタイプ 不明
音声 ドルビーSRD
上映フォーマット 不明

スタッフ

監督木村大作 
山岳監督多賀谷治 
脚本木村大作 
菊池淳夫 
宮村敏正 
原作新田次郎:(「劔岳 点の記」(文春文庫刊))
製作坂上順 
亀山千広 
プロデューサー菊池淳夫 
長坂勉 
角田朝雄 
松崎薫 
稲葉直人 
撮影木村大作 
美術福澤勝広 
若松孝市 
川辺隆之 
音楽監督池辺晋一郎 
録音斉藤禎一 
石寺健一 
音響効果佐々木英世 
編集板垣恵一 
衣装デザイン宮本まさ江 
DI担当春木克己 
編曲池辺晋一郎 
指揮池辺晋一郎 
キャスティング福岡康裕 
ライン・プロデューサー林周治 
監督補宮村敏正 
助監督濱龍也 
撮影補佐坂上宗義 
山田康介 
宣伝統括野村敏哉 
現場協力長岡功 
企画協力藤原正広 
藤原正彦 
装飾佐原敦史 
営業統括村松秀信 
製作統括生田篤 

キャスト

出演浅野忠信 柴崎芳太郎
香川照之 宇治長次郎
松田龍平 生田信
モロ師岡 木山竹吉
螢雪次朗 宮本金作
仁科貴 岩本鶴次郎
蟹江一平 山口久右衛門
仲村トオル 小島烏水
小市慢太郎 岡野金次郎
安藤彰則 林雄一
橋本一郎 吉田清三郎
本田大輔 木内光明
宮崎あおい 柴崎葉津よ
小澤征悦 玉井要人
新井浩文 牛山明
鈴木砂羽 宇治佐和
笹野高史 大久保徳昭
石橋蓮司 岡田佐吉
國村隼 矢口誠一郎
井川比佐志 佐伯永丸
夏八木勲 行者
役所広司 古田盛作

解説

日本の地図を完成させるため、命を賭けて前人未到の雪山へ挑んだ男たちを描く実話をもとにした物語。原作は新田次郎の小説であり、これまで「八甲田山」「復活の日」「駅 STATION」などを撮影してきた伝説的キャメラマン木村大作が自身で企画を立ち上げて、初めてメガホンをとった。脚本は木村と、プロデューサーの菊池淳夫、監督補佐の宮村敏正の3名。出演は、「MONGOL」「インビジブル・ウェーブ」など国際的な活躍も続ける浅野忠信、「ゆれる」「トウキョウソナタ」の香川照之、「NANA」「少年メリケンサック」の宮崎あおいなど。音楽は、黒澤明の「影武者」「夢」をはじめ、「姑獲鳥の夏」「監督・ばんざい!」など多くの映画音楽を手掛けてきた池辺晋一郎。

あらすじ

明治39年。日露戦争を終えた陸軍は、国防のため日本地図の完成を急いでいた。最後の空白地点である雪山・剣岳への初登頂と測量は、陸軍参謀本部の測量手である柴崎芳太郎(浅野忠信)に任された。立山連峰に屹立する剣岳は、多くの優秀な測量部員にも未踏峰なほどの険しさで知られていた。しかし、ここでの測量を終えなければ、日本地図は未完成のままである。一方、創設から間もない日本山岳会の小島(仲村トオル)らは、ヨーロッパ製の最新道具を備えて、剣岳への初登頂の名誉を狙っていた。民間に先駆けられることは、国家の威信に賭けても避けねばならない。重い使命を背負った柴崎は、妻の葉津よ(宮崎あおい)から励まされながら、案内人の宇治長次郎(香川照之)と前人未到の剣岳へと調査に向かう。そこで出会ったのは、行者(夏八木勲)だった。「雪を背負って登り、雪を背負って降りよ」という彼の謎の言葉だけを胸に、登頂への手掛かりすら掴めないまま柴崎たちは下山した。翌年、測夫の生田信(松田龍平)ら7名とともに測量本番の登山へ向かう柴崎たち。しかし、立山連峰の過酷な雪と暴風雨、そして雪崩は、柴崎たちの行く手を厳しく阻む。絶望的な状況の中、前任の測量手である古田盛作(役所広司)からの手紙も苦悩する柴崎の心の慰めとなった。日本山岳会の小島たちも、剣岳の困難さを身をもって体験して、あらためて柴崎への敬意を深める。自分たちは登ることが目的でも、彼らは登ってからが仕事なのだ。もういちど仲間たちと連帯し、そびえ立つ剣岳に柴崎たちは挑む。そこでヒントになったのは、いつかの行者の言葉だった。ようやく頂上へと到達できた柴崎は、地図づくりの測量を果たすことに成功した。しかし、そこで彼が目にしたのは、古代の行者が残していた痕跡だった。剣岳に初登頂したのは柴崎ではなく、彼らだったのだ。柴崎の複雑な感慨も、無言のまま山は包み込む。

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