引きこもりの息子がゾンビになってしまった一家をコミカルに描き、家族の在り方を問う異色のゾンビ映画。「いのちのコール~ミセス インガを知っていますか~」など脚本家として多数の作品を手がけ、2014年4月に急逝した南木顕生。本作が初監督作品にして最期の作品となった。「寝ずの番」の木下ほうかと「希望の国」の筒井真理子の名バイプレイヤーコンビがゾンビになった息子をめぐり言い争いをする夫婦を演じるほか、金子修介監督の息子・金子鈴幸、「昭和残侠伝」シリーズのプロデューサー・吉田達、映画監督の白石晃士らバラエティに富んだ顔ぶれが揃う。ゾンビになった夫を愛し続ける妻を描いた短編「遺言」との同時上映で劇場公開される。