連続アニメ『サウンドバック奏の石』で念願の監督デビューが決定した斎藤瞳(吉岡里帆)。だが、気合いが空回りして制作現場には早くも暗雲が立ち込めていた。瞳を大抜擢してくれたはずのプロデューサー、行城理(柄本佑)ですら、ビジネス最優先で瞳にとって最大のストレスメーカー。“なんで分かってくれないの!”。だけど、日本中に最高のアニメを届けたい! そんなわけで目下奮闘中。最大のライバルは『運命戦線リデルライト』。瞳が憧れる天才・王子千晴(中村倫也)監督の復帰作だった。王子復活に賭けるのは、その才能に惚れ抜いたプロデューサーの有科香屋子(尾野真千子)。しかし、彼女も王子の超ワガママと気まぐれに振り回され、悪戦苦闘していた。一筋縄ではいかないスタッフや声優たちを巻き込み、熱い想いをぶつけ合いながら、“ハケン=覇権”争いを繰り広げる。その勝負の行方は?アニメの仕事人たちを待つのは栄冠か?果たして、瞳の想いは人々の胸に届くのか……?