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伊豆の踊子(1954)

  • いずのおどりこ
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  • 平均評点

    57.8点(20人)

  • 観たひと

    40

  • 観たいひと

    5

  • レビューの数

    7

基本情報

ジャンル 文芸
製作国 日本
製作年 1954
公開年月日 1954/3/31
上映時間 97分
製作会社 松竹大船
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督野村芳太郎 
脚色伏見晁 
原作川端康成 
製作山本武 
山内静夫 
撮影西川亨 
美術梅田千代夫 
音楽木下忠司 
録音熊谷宏 
照明小泉喜代司 
時代考証浜田辰雄 

キャスト

出演石浜朗 一高生水原
美空ひばり 踊子薫
片山明彦 兄栄吉
由美あづさ 妻千代
明石潮 父喜平
南美江 千代の母おたつ
雪代敬子 雇い女百合子
松本克平 湯沢館主人善兵衛
三島耕 息子順作
日守新一 床屋亀吉
小林十九二 馬車の馭者
桜むつ子 女中お菊
大宮敏 小説家杉村
野辺かほる 茶店の小母さん
桜井将紀 息子信吉
青木富夫 栄吉の友
多々良純 小間物屋
水木涼子 芸者
芦田伸介 旦那

解説

昭和八年松竹で五所平之助監督、田中絹代主演で映画化された川端康成原作の再映画化。前作と同じ伏見晁が再び脚色に当り、「慶安水滸伝」の野村芳太郎が監督している。撮影は「求婚三人娘」の西川亨、音楽は「女の園」の木下忠司。出演者は「ひよどり草紙(1954)」の美空ひばり、「求婚三人娘」の石浜朗、「春の若草」の三島耕のほか入社第一回出演の片山明彦(花祭底抜け千一夜)、宝塚から映画入りした由美あづさなど。

あらすじ

昭和初年の秋のこと。一高生水原は修善寺に来ている先輩の小説家杉村を訪ねて伊豆路へやって来た。水原は此処で旅芸人栄吉の一行と知り合い、湯カ島から湯カ野へと一緒に伊豆路を下った。一座の踊子薫のあどけない美しさは、彼のせつない旅情に溶けこんだ。水原は薫と肩を並べて歩きながら、薫の唄声に合せて口笛を吹いた。夜になると踊子達は宴会の席に呼ばれて行った。彼女等が酔客の慰さみものになっているのではなかろうかと、太鼓の音を聞きながら、悩ましくてたまらなかった。薫も水原に淡い恋心を感じているのか、彼女を好いている湯カ野の温泉旅館の伜順作の、彼女を引き取りたいという申し出も断った。一行は下田に着いた。ここでみんなと別れて東京へ帰る水原を、踊子達は何も言わないで淋しく見送った。船の甲板に立った水原の目からも涙がわけもなくこぼれた。

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