大橋可奈(大島優子)がクラスメイトと学校帰りにお茶した日。2人が別れた後、“テケテケ”という不気味な音を耳にした、そのクラスメイトが下半身のない死体で発見される。世の中を席巻する都市伝説“テケテケ”。日没後、鉄道の歩道橋に現れ、“テケテケ”という足音に振り向くと、下半身のない女性が襲いかかってくるという。例えそのとき逃げ切れても、一度狙われたら最後、必ず72時間後には殺されてしまう。その“テケテケ”が可奈の目の前に現れる。奇跡的に逃げ切った可奈は、72時間のタイムリミットから逃れるために、都市伝説を調べ始める。その最中、図書館で出会ったのが従姉妹の平山理絵(山崎真実)。女子大生の理絵は、都市伝説をテーマに卒業論文をまとめている最中だった。彼女の話から、“テケテケ”のルーツが兵庫県の加古川で戦後間もなく発生した女性の鉄道投身自殺にあると知る可奈。早速、2人は加古川へ向かう。地元の大学で得た情報によると、投身自殺した女性の慰霊碑をその妹が供養していたが、阪神大震災で妹が亡くなって以来、放置されているということだった。さらに、下半身のない変死体が発見される事件が発生するようになったのは、震災の頃からであるという新事実も。可奈と理絵は、事件を解く鍵と考えられる、慰霊碑のある三坂町へ向かう。だが、情報にあった場所に慰霊碑はなく、電話で大学に問い合わせたところ、“ミサカ”と“ミカサ”の間違いだったことが判明。72時間のタイムリミットが近づく中、再び2人は三笠町へ車を走らせるが……。