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  • 平均評点

    75.1点(57人)

  • 観たひと

    89

  • 観たいひと

    27

  • レビューの数

    16

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1941
公開年月日 1941/3/11
上映時間 (14巻)
製作会社 東宝映画(東京撮影所)
配給
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督山本嘉次郎 
脚本山本嘉次郎 
製作森田信義 
撮影伊藤武夫:(冬)
唐沢弘光:(春)
三村明:(夏&セット)
鈴木博:(秋)
音楽北村滋章 
製作主任黒澤明 

キャスト

出演藤原鶏太 小野田甚次郎
竹久千恵子小野田さく
高峰秀子長女小野田いね
二葉かほるお婆えい
平田武長男小野田豊一
細井俊夫次男小野田金次郎
市川せつ子次女小野田つる
丸山定夫 山下先生
沢村貞子 
小杉義男 佐久間義蔵
清川荘司鑑定人坂本
柳谷寛 
馬野都留子 

解説

東北地方の四季折々を背景に、高峰秀子が演じる少女・いねと馬の交流をドキュメンタリータッチで描いた山本嘉次郎監督のヒューマニズムの傑作。撮影は足かけ3年に及び、実景は春が三村明、夏が唐澤弘明、秋が鈴木博、冬が伊藤武夫と四人のカメラマンによって撮り分けられた。商業映画のヴェテランだった山本監督に代わり、製作主任(チーフ助監督)の黒澤明がロケーションの実写の場面を任されたところもある。第18回・1941年度キネマ旬報ベスト・テン第2位。

あらすじ

貧しい農家の娘いね(高峰秀子)は馬が大好きで、稲こきの仕事を逃げ出して馬市の見物をしているほどだ。そのために両親(藤原鶏太=藤原鎌足と竹久千恵子)に叱られるが、産馬組合の鑑定人が産業組合の組合長に頼んで、いねの父に馬を飼うようにすすめてくれる。父はしぶるが、いねは大喜び。貧しい家では馬を飼うことは負担だと母は愚痴るが、いねの努力で馬は育っていく。厳しい冬を経て春のある夜、馬は子馬を生む。無事に出産させ、はじめは馬を厄介もの扱いしていた両親も、いねの弟二人も、もう馬に夢中になっている。しかし夏がきて、父は金に困って子馬を売らざるをえなくなる。子馬を連れていかれた母馬は、悲しそうに泣き続け、ついには夜中に厩の羽目板を破り、子馬を捜しながら高原を駆けめぐる。いねは子馬を売るかわりに自分が紡績工場に働きに行くと告げる。翌夏、盆休みに帰ってきたいねが牧場に行くと、子馬はいねを覚えていた。

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