都内マンションの一室で起きた不可解な殺人事件の犯人が、大晦日の12月31日にホテル・コルテシア東京で開催される年越しカウントダウン・パーティー、通称マスカレード・ナイトに現れる、という匿名の密告状が警察に届く。かつての事件でホテル・コルテシア東京に潜入捜査した警視庁捜査一課の破天荒な刑事・新田浩介(木村拓哉)が捜査本部に呼び出され、新田は再びホテルのフロントクラークとして働きながら捜査にあたることになる。コンシェルジュに抜擢された真面目過ぎるホテルマンの山岸尚美(長澤まさみ)と組み犯人の手がかりを掴もうとするが、パーティーの参加者は500名、全員仮面で顔を隠し仮装している。次から次へと正体不明の怪しい人間がホテルを訪れ、わずかな手がかりも掴めないまま、刻一刻とタイムリミットが迫る……。