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三谷幸喜

  • Koki Mitani
  • 脚本/監督/出演/原作
本名
出身地 東京都世田谷区
生年月日 1961/07/08
没年月日

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略歴

【小劇場からテレビドラマ、映画へと活動の場を拡げる才人】東京都世田谷区の生まれ。世田谷学園高校卒業後、日本大学芸術学部演劇学科に進学。在学中の1983年、劇団“東京サンシャインボーイズ”を結成。座付き脚本家兼俳優として活動開始し、その洗練された笑いから小劇場ブームの中心的存在となる。この時期より放送作家としてもキャリアを積み始め、『お笑いマンガ道場』『サザエさん』など多くの番組の構成や脚本に参加。88年に始まったフジテレビ深夜ドラマ『やっぱり猫が好き』の脚本を担当し、三谷の回が特に好評を博したことから続く『子供、ほしいね』(90~91)にも続投。93年、『振り返れば奴がいる』で連続ドラマの脚本家デビューを飾る。翌94年、『警部補・古畑任三郎』で人気に火がつき、以後『王様のレストラン』(95)、『総理と呼ばないで』(97)、『今夜、宇宙の片隅で』(98)、『合い言葉は勇気』(00)と、主にフジテレビ系列のドラマを手がけ、90年代後半のテレビドラマ界を席巻する。これらと並行して91年、東京サンシャインボーイズの同名舞台を映画化した中原俊監督「12人の優しい日本人」で脚本を担当。キネマ旬報脚本賞を受賞するなど、映画界でも三谷の名は注目を集めた。97年にはやはり自作舞台を原作とする「ラヂオの時間」で映画監督デビュー。ブルーリボン賞新人賞とベルリン映画祭特別表彰を受賞し、好調なスタートを切る。2000年代に入ると三谷脚本の映画化ブームが起き「竜馬の妻とその夫と愛人」(02)、「笑の大学」(04)が映画化され“集客力のある脚本家”として確固たる地位を確立した。自身のオリジナル脚本による映画を周期的に発表し、「みんなのいえ」(01)、「THE有頂天ホテル」(06)、「ザ・マジックアワー」(08)ともに興行・批評の両面で成功を収め、邦画界になくてはならない存在となった。異業種から映画監督になった先人・伊丹十三と和田誠の薫陶を受け、伊丹には『古畑任三郎』で哀悼を捧げている。【あらゆる世代に通じる笑いと物語を】三谷の成功によって宮藤官九郎など小劇場の才能がテレビで活躍する機会が増え、演劇界とテレビドラマ界の風通しをよくした功績は大きい。作風の主軸はシチュエーション・コメディ(三谷自身言うところのシットコム)。主な特徴としては、〈限定された空間を舞台〉とし、〈理詰めによる笑い〉を生み、〈セックスや暴力描写を入れない〉ことが挙げられる。これらに関しては、自分の本質は劇作家であること、情緒に頼る笑いを好まないこと、あらゆる世代の観客にも通じる作品づくりを旨としていることが、自身の口から語られている。初期から中期にかけては“ものづくりの苦労”を主題に据えた作品が多く、現在30歳前後のクリエイターやその志望者に与えた影響は絶大。自身の立場と年齢が上がるにつれそうした生々しさは消え、代わりにオールスターキャストによるウェルメイドな群像劇へと作風が変化しつつある。

キネマ旬報の記事

2024年10月号

SPECIAL TALK SESSION 対談:「スオミの話をしよう」第2弾 三谷幸喜[脚本と監督]×小林隆[出演]

2024年9月号

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2019年12月上旬号

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2019年9月下旬特別号

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2016年5月上旬号

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2015年11月上旬号

三谷幸喜のラブストーリー「ギャラクシー街道」:インタビュー三谷幸喜「脚本・監督」宇宙が舞台だからこそ

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歴史マニア対談 三谷幸喜×安西水丸:こんな「清須会議」が見たかった!

2011年11月上旬号

巻頭企画 笑力特集 もっと笑いを!:インタビュー 三谷幸喜監督 三谷幸喜の笑の哲学

2011年5月下旬号

巻頭特集 映画俳優・西田敏行を知っているか?:特別寄稿 市川森一、三谷幸喜『西田敏行との仕事』

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2008年7月上旬号

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2008年6月下旬特別号

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巻頭特集 映画監督・三谷幸喜と「ザ・マジックアワー」:和田誠イラスト

巻頭特集 映画監督・三谷幸喜と「ザ・マジックアワー」:三谷幸喜[監督] ロングインタビュー

巻頭特集 映画監督・三谷幸喜と「ザ・マジックアワー」:佐藤浩市 インタビュー

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巻頭特集 映画監督・三谷幸喜と「ザ・マジックアワー」:対談 戸田恵子×近藤芳正

巻頭特集 映画監督・三谷幸喜と「ザ・マジックアワー」:市川森一が想う三谷幸喜の監督の日日

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巻頭特集 映画監督・三谷幸喜と「ザ・マジックアワー」:三谷幸喜監督論

2006年8月下旬号

特別対談 『日本魅録』刊行記念 :三谷幸喜×香川照之 後編

2006年8月上旬特別号

特別対談 『日本魅録』刊行記念:三谷幸喜×香川照之

2006年1月下旬特別号

巻頭特集 「THE 有頂天ホテル」:対談 和田誠×三谷幸喜

2005年6月上旬特別号

巻頭企画 毒×蜜×昇華 オダギリジョー:三谷幸喜、オダギリを語る

2004年11月上旬特別号

特集 「笑の大学」:三谷幸喜 インタビュー

2004年8月上旬特別号 創刊85周年記念特別号1

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2004年1月下旬新春特別号

特別インタビュー いまだから言いたいこと:三谷幸喜

2002年7月上旬号

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2002年5月下旬特別号

追悼 ビリー・ワイルダー Wilder is perfect・・・:対談:和田誠×三谷幸喜

2001年9月下旬号

特別企画 映画は大人の娯楽です:

2001年8月下旬号

追悼:ジャック・レモン

2001年8月上旬号

作品特集 「真夜中まで」:和田誠×三谷幸喜 「真夜中まで」対談

2001年6月下旬号

巻頭特集 「みんなのいえ」:三谷幸喜 インタビュー

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2000年3月下旬号

企画特集 トイ・ストーリー2:エッセイ

1999年4月下旬号

これもまた別の話:最終回 和田誠×三谷幸喜 「雨に唄えば」(後編)

1999年4月上旬春の特別号

これもまた別の話:和田誠×三谷幸喜 「雨に唄えば」(前編)

1999年3月下旬号

これもまた別の話:和田誠×三谷幸喜 「カサブランカ」(後編)

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1999年2月下旬決算特別号

特別カラー・グラビア:キネマ旬報読者賞 和田誠・三谷幸喜

1999年2月上旬号

これもまた別の話:和田誠×三谷幸喜 「マダムと泥棒」(前編)

1999年1月下旬号

これもまた別の話:和田誠×三谷幸喜 「猿の惑星」(後編)

1999年1月上旬新年特別号

これもまた別の話:和田誠×三谷幸喜 「猿の惑星」(前編)

1998年12月下旬号

これもまた別の話:和田誠×三谷幸喜 「タイタニック」(後編)

1998年12月上旬号

これもまた別の話:和田誠×三谷幸喜 「タイタニック」(前編)

1998年11月下旬号

これもまた別の話:和田誠×三谷幸喜 「薔薇の名前」(後編)

1998年11月上旬号

これもまた別の話:和田誠×三谷幸喜 「薔薇の名前」(前編)

1998年10月下旬秋の特別号

これもまた別の話:和田誠×三谷幸喜 「男はつらいよ」(後編)

1998年10月上旬号

これもまた別の話:和田誠×三谷幸喜 「男はつらいよ」(前編)

1998年9月下旬号

巻頭特集 『ER』と外国テレビ映画の現在:第10話『つかの間の安息』脚本研究

これもまた別の話:和田誠×三谷幸喜 「ニノチカ」(後編)

1998年9月上旬号

これもまた別の話:和田誠×三谷幸喜 「ニノチカ」(前編)

1998年8月下旬特別号

これもまた別の話:和田誠×三谷幸喜 「5つの銅貨」(後編)

1998年8月上旬号

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1998年7月下旬号

HOT SHOTS:三谷幸喜最新ドラマ

これもまた別の話:和田誠×三谷幸喜 「アメリカの夜」(後編)

1998年7月上旬夏の特別号

これもまた別の話:和田誠×三谷幸喜 「アメリカの夜」(前編)

1998年6月下旬号

これもまた別の話:和田誠×三谷幸喜 「赤い河」(後編)

1998年6月上旬号

これもまた別の話:和田誠×三谷幸喜 「赤い河」(前編)

1998年5月下旬号

これもまた別の話:和田誠×三谷幸喜 「ジョーズ」(後編)

1998年5月上旬号

これもまた別の話:和田誠×三谷幸喜 「JAWS ジョーズ」前編

1998年2月下旬決算特別号

特別カラー・グラビア:日本映画脚本賞 三谷幸喜

1997年11月下旬号

巻頭特集 ラヂオの時間:対談 三谷幸喜×和田誠 「ラヂオの時間」を語る

巻頭特集 ラヂオの時間:三谷幸喜 ドラマ論

1997年5月下旬号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 12・最終回「裏窓」(後編)

1997年5月上旬号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 12「裏窓」(前編)

1997年4月下旬号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 11「エイリアン」(後編)

1997年4月上旬春の特別号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 11「エイリアン」(前編)

1997年3月下旬号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 10「恐怖の報酬」(後編)

1997年3月上旬号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 10「恐怖の報酬」(前編)

1997年2月下旬決算特別号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 9「トイ・ストーリー」(後編)

1997年2月上旬号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 9「トイ・ストーリー」(前編)

1997年1月下旬号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 8「素晴らしき哉、人生!」(後編)

1997年1月上旬新年特別号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 8「素晴らしき哉、人生!」(前編)

1996年12月下旬号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 7「パンド・ワゴン」(後編)

1996年12月上旬号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 7 「パンド・ワゴン」(前編)

1996年11月下旬号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 6「絶壁の彼方に」(後編)

1996年11月上旬特別号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 6「絶壁の彼方に」(前編)

1996年10月下旬号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 5「ダイ・ハード」(後編)

1996年10月上旬号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 5「ダイ・ハード」(前編)

1996年9月下旬特別号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 4「フランケンシュタイン」(後編)

1996年9月上旬号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 4「フランケンシュタイン」(前編)

1996年8月下旬上半期決算号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 3「舞踏会の手帖」(後編)

1996年8月上旬号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 3「舞踏会の手帖」(前編)

1996年7月下旬号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 2「アパートの鍵貸します」(後編)

1996年7月上旬夏の特別号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 2「アパートの鍵貸します」(前編)

1996年6月下旬号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 1「十二人の怒れる男」(後編)

1996年6月上旬特別号

それはまた別の話:和田誠×三谷幸喜 1「十二人の怒れる男」(前編)

1996年1月上旬新年特別号

リレー・エッセイ「映画と私」:

1995年11月上旬号

グラビア 《Hot Shots[最新ニュース]》 :三谷幸喜の映画的遊び

1992年2月下旬決算特別号

特別グラビア:日本映画脚本賞 三谷幸喜と東京サンシャインボーイズ

1958年11月下旬号

新作グラビア:点と線

1958年10月下旬号

TELEVISION:「テレビスコープ」をめぐる話題

1958年10月上旬40年記念号

特別口絵 新・盛り場風土記:下関

1958年9月下旬号

特集 石原裕次郎と日本映画:裕次郎映画の本質

1958年9月上旬号

新作グラビア:年頃ですモノ!

日本映画紹介:千羽鶴