アメリカ・インディアナ生まれ。ジョシュア・ローガンが主宰する演劇グループでヘンリー・フォンダらと学び、ニューヨークへ出て32年から舞台に立つ。「舗道の殺人」(35)で映画デビュー。翌年の「踊るアメリカ艦隊」で注目され、ゲイリー・クーパーと共に30年代を代表する都会派の二枚目俳優として人気を得る。「フィラデルフィア物語」(40)ではアカデミー主演男優賞を受賞、50年代には「ウィンチェスター銃73」(50)、「折れた矢」(50)などで西部劇スターとしても新生面を見せ、一方では「裏窓」(54)、「知りすぎていた男」(56)、「めまい」(58)といったヒッチコック監督のサスペンス映画で強烈な印象を残した。