アメリカ・オハイオ州生まれ。元女優の母の下、妹ドロシーとともに幼い頃から地方巡業の舞台などで活躍。12年、友人メアリー・ピックフォードの紹介でD・W・グリフィスと出会い、姉妹揃って短編映画に出演する。以後、繊細で可憐な雰囲気を生かし、グリフィス作品のヒロインとして活躍。「イントレランス」(16)、「散り行く花」(19)など、サイレント時代に数々の名作を送り出す。30年代以降は活動の中心を舞台に移すが、アカデミー賞助演女優賞候補となった「白昼の決闘」(46)や「狩人の夜」(55)でベテランらしい存在感を発揮。87年には遺作となった「八月の鯨」に主演。93歳にして衰えぬ演技力を披露した。