旧約聖書に取材したジョン・スタインベックの長篇小説の映画化で、第一次世界大戦参戦前後のアメリカ、北加州の農村を舞台に展開される青春ドラマ。シネマスコープ色彩版1955年作品で、「波止場」に次いでエリア・カザンが監督に当たっている。脚色は「ジェニーの肖像」「帰郷(1948)」のポール・オスボーン、撮影は「勇魂よ永遠に」のテッド・マッコード、音楽はレナード・ローゼンマンの担当。主演はカザン発掘の新人ジェームズ・ディーン、舞台俳優のジュリー・ハリス、リチャード・ダヴァロスの3人で、レイモンド・マッシー「愛欲の十字路」、バール・アイヴス「シエラ」、ジョー・ヴァン・フリート、アルバート・デッカーらが助演する。