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     KINENOTE DATA       前日比
会員数 54,726 1
総鑑賞データ数 7,059,891 588
総レビュー数 932,160 105
鑑賞方法別データ数
映画館 1,832,677 210
レンタル 596,819 8
購入 124,653 12
VOD 558,434 131
テレビ 923,407 79
その他 158,532 6

ホワイトラブ

  • ほわいとらぶ
  • ----
  • ----

amazon


  • 平均評点

    59.4点(67人)

  • 観たひと

    117

  • 観たいひと

    6

  • レビューの数

    17

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1979
公開年月日 1979/8/4
上映時間 110分
製作会社 東宝=ホリプロ
配給 東宝
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督小谷承靖 
脚本藤田敏八 
小林竜雄 
原案中川美知子 
製作堀威夫 
笹井英男 
撮影萩原憲治 
美術坂口武玄 
音楽広瀬健次郎 
録音福島信雅 
照明川島晴雄 
編集井上治 
助監督中川好久 
スチル蒔田研一 
製作プロダクションホリ企画制作 

キャスト

出演山口百恵 上村忍
三浦友和 山野辺健
北村和夫 山下洋一郎
范文雀 野川多恵子
小林桂樹 上村圭介
岩崎加根子 上村律子
永島暎子 竹内典子
藤丸由華 竹内真由美
林ゆたか 竹内信夫
岩城滉一 ミッキー・安田
赤座美代子 柿沼女史
高橋昌也 支社長
田中邦衛 バーテンの梶山
ベルニース・ド・ヤング エレナ
エリサ・ワトキンス スペイン人の女老教師
岸田森 スチール・カメラマン
大林宣彦 ディレクター
藤木悠 古美術商の主人
宮井えりな 赫い髪のローラ

解説

スペイン語を習うスタイリストの女と、スペイン語講師との愛を描く。山口百恵、三浦友和共演十作を記念して、オリジナル・ストーリーを一般公募し、選ばれた中川美知子の原案をもとに、脚本は「もっとしなやかにもっとしたたかに」の小林竜雄と「帰らざる日々」の藤田敏八の共同執筆、監督は「ピンク・レディーの活動大写真」の小谷承靖、撮影は「炎の舞」の萩原憲治がそれぞれ担当している。

あらすじ

スペイン語の会話学院に通う上村忍は、その学院の臨時講師、山野辺健と親しくなった。忍には父がなく、肉親は美容院を営む母と、結婚した姉がいる。健はスペイン駐在の経験のある元商社マンで、脱サラ講師。スタイリストとスペイン語にどんな関係があるのかという健の問いかけに暗い表情をみせる忍。一方、健も商社を辞めた理由を語ろうとしない。そんな二人が急速に接近していった。実は、忍がスペイン語を始めたのは、家族を捨てて愛人とともに蒸発その後死んだと聞かされていた父・圭介がスペインで生きていると知ったからである。そして、父が余命いくばくもないと聞いて、忍はスペインに向かった。美しいスペインの風景も忍には悲しく見える。そんな忍の前に、小さい子供を連れた日本人女性が通りすぎて行く。その女は、健の部屋で見た写真に写っていた多恵子だ。スペイン滞在中に健と多恵子の間には何があったのか。翌日、忍はセコビアの小さな村で、病床の父と逢った。力なく涙を流す父を見て、忍は許してもいいと思った。そこへ、日本から忍を追って健がやって来た。多恵子をみたという忍の言葉に、表情を変える健。多恵子がパンプローナの祭りに行ったと聞いた二人は後を追う。街へ牛を放し、騒然とする群衆の中で、健は多恵子を見つけた。多恵子は逃げようと通りにとび出すと、そこへ、牛が走ってきて彼女をはね飛ばし、彼女は死んでしまった。全てが分った。多恵子はスペイン滞在中の健の恋人であったが、健の上司に手籠めにされてしまいそれがもとで彼は会社を辞めたのだ。その子供は、多恵子と上司との間にできた子だった。健と忍はその上司に子供の養育を迫るが、話を聞こうとしない上司。健と忍は子供を育てる決意をする。そして、健と忍と子供を乗せた飛行機が日本に向かって飛びたって行った。

関連するキネマ旬報の記事

  • 鑑賞日 2021/09/12

    登録日 2021/09/13

    評点 90


    鑑賞方法 VOD/U-NEXT 


    2度目もくちびるにドキ!

    2度目の鑑賞。山口百恵と三浦友和ゴールデンコンビの第10作目の作品。10作目記念として一般公募したオリジナル・ストーリーを原案として制作されている。
     前回同様、オープニングの百恵ちゃんの唇にふたたびドキッとしてしまった。分かってはいても、やっぱりあの唇のドアップは良いねぇと感謝感激だった。
     ストーリーは、前半はそれほど問題なかったが、スペインロケに入ってから・・、う~ん、どうなのかなぁと思う箇所も少なからずあった。とは言っても、百恵ちゃんファンの僕にとってはそんなことは全く気にならない。とにかく大人になった百恵ちゃんを観ることが出来、それだけで高評価である。やっぱ、最高だなぁ。


  • 鑑賞日 2021/02/23

    登録日 2021/02/23

    評点 50


    鑑賞方法 テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 


    山口百恵10作目・・・

    何故このタイトルはホワイトラブなのか最後まで分からなかった。それにしても、この時代、何故こんなに芝居が下手なのだろうと思わざるを得ないですね。山口百恵も、最初の頃よりは、少しはましになったが、今の映画俳優と比べる、あまりにも・・・ですね。百恵ちゃんだから許された映画ですね。


  • 鑑賞日 2021/02/07

    登録日 2021/02/07

    評点 76


    鑑賞方法 テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 


    百恵のゴキブリ退治

    スペイン語を学ぶ理由が彼女にはあった。
    思い出したくもない過去があった。
    それぞれの秘密。
    それぞれが打ち明けると、解決する顛末も二人で迎える。
    小林桂樹と北村和夫、岩城滉一、岸田森、大林宣彦、田中邦衛とスター揃い。さらにスペインロケ。
    これはすごい。
    東宝のマークですでにギターが爪弾く。しかし颯爽消えゆく消えゆく。まだ東京だからである。
    百恵も友和もスペイン語のセリフを流ちょうに語る。
    これはもう準備万端だ。カメラ、スタート! 用意!


  • 鑑賞日 2021/01/13

    登録日 2021/01/14

    評点 50


    鑑賞方法 テレビ/無料放送 


    この手の

    この手の映画はやはり文芸物だ


  • 鑑賞日 2021/01/11

    登録日 2021/01/11

    評点 65


    鑑賞方法 テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 


    典型的アイドル映画

    アイドル二人が恋をして結ばれるというありふれたストーリー。
    山口百恵も三浦友和も演技がこなれてきた感じ。スペインにいる父親が脳溢血のはずなのに、言葉はちゃんとしゃべれるのは考察不足で不自然。
    昔の恋の再燃かと思えば、元恋人は山口百恵に恋を譲り、そのあげくに死んでしまうという展開。ライバルは死んでも、アイドルは残る。


  • 鑑賞日 2021/01/04

    登録日 2021/01/04

    評点 30


    鑑賞方法 テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 


    ベッドシーン&スペインロケの映画

    蒸発して今はスペインで病床に伏せている父に会うためにスペイン語を学んでいる百恵と、
    その学校で臨時教師をしていた友和とが出会うところから始まるストーリー。

    でも、話が全然進まなくて、
    前半は2人がベッドインすることぐらいしかこれといって何も起きない。

    後半になってやっとスペインに行くのだが、
    父との再会はあっさりと終わり、
    突然友和の昔の恋人の范文雀が現れて意外な展開になる。

    なんだか変なストーリーだが、
    原案を元に藤田敏八らが書いた脚本が悪かったのだろうか?

    脚色ではどうにもならない原案だったのか?

    ----

    百恵は、CM撮影現場に呼ばれるスタイリストの仕事をしているのだが、
    その中に百恵&友和と関係が深い大林宣彦監督が「スズキ ユーディーミニ」のCMの監督役で出演し、
    多めの台詞をしゃべっていた。

    製作当時の1979年には、
    この劇中のCMと似た格好をした森昌子(百恵と同じホリプロ)が本物のユーディーミニのCMに出演していて、
    「昌子のバイク」のコピーがつけられていた。

    この、本物のCMも大林監督が手掛けていたかは確認できなかった。

    ----

    【タイトル】

    公開当時のポスター等を見ると
    『ホワイトラブ』ではなく
    『ホワイト・ラブ』が正しいようです。


  • 鑑賞日 2020/10/14

    登録日 2020/10/26

    評点 60


    鑑賞方法 選択しない 


    スペイン熱 ネタバレ

     冒頭に百恵・友和共演10作記念作品とクレジットされる。まぎれもないアイドル映画。それまで主に文芸路線で着実に実績を重ねてきた二人だけど、本作は10作目ということでストーリーが一般公募されそこから採用される、というユニークな試みがなされている。百恵人気故の試みだと思う。
     そのためかどうか、ベテラン脚本家による脚色もなされているにも関わらず随分と無理矢理な構成になっていた。ここのレビューでも大半の方がこのドラマパートに批判的なのもよくわかる。特に後半のスペインロケパートがいかにもシナリオをなぞるような演出になっている。
     マドリッドに着くやいきなり高熱を出す山下(北村和夫)。市街で健(友和)の元カノ多恵子(范文雀)に出会ってしまう忍(百恵)(何という偶然)。父(小林桂樹)とのせっかくの再会もあっさりと別れてしまう忍(そのためにわざわざ来たのに?)。唐突にベランダから落下して死んでしまう多恵子・・・などなどシナリオありきで人物が動かされている感じ。必然性があまり感じられない。
     この地に足がつかない浮かれた演出は、スペインのラテン的おおらかさにスタッフ一堂が伝染してしまったからもしれない。そんな細かいことにこだわらずに気楽に行こうよ的な演出。スペインなら牛を走らせなければと走らせる。それならヒロインが追いかけられなければと牛に追いかけさせる。当然多恵子にはフラメンコを躍らせ、最後は血でまみれさせる、とスペインならではの演出がドラマを動かしていく。
     前半の日本パート部分は、それまでのお堅い文芸路線とは一線を画した百恵の自然な演技が見どころとなっているけど、このままだったらそれなりで終わっただろう。本作をユニークなものにしているのは、後半のスパインパートだと思った。
     この土地ならたとえ自分の子供でなくとも、「私たちで育てましょう」と言えてしまう。そしてそれが不自然にならない(?)。子供がモノ扱いされているのにも気がつかないほどスタッフはスペインの熱に浮かされていたのだ(たぶん)。


  • 鑑賞日 2020/10/13

    登録日 2020/10/14

    評点 40


    鑑賞方法 テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 


    街を歩けない二人

    1980年代の到来を予感させる風俗に溢れている.業界でスタイリストをこなす忍を山口百恵が演じている.スタイリストの周りには,様々な業界人が現れ,癖のある人物を大林宣彦や岸田森が演じているが,演じているとも言えないほど内輪ネタのようなホーム感が温かい.オシャレな演出のスクーターは,車社会がもたらしている渋滞の存在を示唆しているようにも感じられる.三浦友和が演じるケンや岩城滉一が演じるミッキーは品川ナンバーのオープンカーを乗り回し,事故を起こしたり,事故まがいの危険運転を厭わない.彼らは,香港やスペインなど海外とも縁があり,ぽしゃってしまう伊豆への観光にも経済的な成長や余暇の消費が感じられる.インスタントの味噌汁や,自動車が屋台をなすラーメン店があり,部屋ではゴキブリ退治のスプレーが噴出する.血液型が論じられ,居間には遺影とテレビがほぼ対角に据えられている.冷蔵庫には冷奴が冷やされ,スタイリストは徹夜仕事も辞さず,街場の外国語学校は人気を博している.
    こうした風俗を織り込みながら忍とケンの物語は,血縁や暴力の問題を孕みつつ展開していく.スペインでロケーションされた終盤では,大笑いするぐらい異様な発展をみせる.冒頭に煙草のケースから忍の白い洋服へと延焼した火は燻り続け,ところどころに血や性を放出しながら,フラメンコやギター,そして牛追い祭へと燃え出していく.こうした赤味に対し,スペインのセゴビアにある民家の白壁のホワイトを象徴的に働かせようという試みが成功しているかどうかは分からない.
    しかし,この二人はスター気取りなのか,もう恋人のように語らいながら街を歩くことはない.部屋にこもり,布団にくるまり,車で移動し,小さなスナックブランコで人知れず酒を飲む.どこかせせこましい社会の訪れを感じさせる.お茶の水の橋の上で待たされ,ブランコで待たされる.恋人たちは互いを想いながらも独りの時間を過ごすようになり,同じ飛行機には乗らない.まるでその独りの時間こそが恋愛の瞬間であるかのように刻まれていく.


  • 鑑賞日 2020/10/12

    登録日 2020/10/14

    評点 80


    鑑賞方法 テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 


    女優百恵の成長

     今、映画評論家の寺脇研氏の著書「昭和アイドル映画の時代」を読んでいる。百恵・友和作品にも触れており、本作も取り上げられている。ストーリーも詳しく書かれてあり、観る前に読んでしまったが、それはそれとして、観ることにした。折しも今年は百恵の引退40周年に当り、彼女の武道館での"さよならコンサート"もNHKBSプレミアムでつい先日、放送された。それまでは泣き顔を一切見せなかったクールな彼女が、最後の「さよならの向う側」を涙ながらに歌う姿は感動的だった。
     百恵・友和共演10作目に当たる本作はそれまで中心だった文芸作品と趣を変え、オリジナル・ストーリーを一般公募した。それを小林竜雄とあの藤田敏八が共同で脚本化し、当時、青春映画をコンスタントにこなしていた小谷承靖がメガホンを取っている。ということは百恵・友和ありきで作られていることになる。原案者も二人を想定して書いただろうし、それに基づいた脚本も当然のことながら当て書きだ。その分、二人の魅力がより引き出されている。文芸作品が悪いとは言わないが、二人にとっても、本作の方が演じやすかっただろう。
     百恵が演じる忍はスタイリストの卵。等身大の娘を演じているだけあって、文芸作品で見られたぎこちなさはなく、自然に演じている。どちらかというと表情の表現力に乏しいが、それでも女優としての成長が窺える。
     忍は通っているスペイン語学校で友和演じる健と出会う。出会いの場こそ最悪だったが、お互いに感じるものがあったのだろう、すぐに二人は恋に落ちる。ラブシーンどころかベッドシーンまであるが、百恵がたじろぐことなく堂々と演じているのは、相手が友和だったからだろう。スペインという異国に関し、二人はそれぞれ秘密を持つ。それがミステリーの要素にもなり、単なるラブストーリーに留めていない。
     ストーリーに難はあるが、自然体の百恵が十二分に魅力を発揮している。


  • 鑑賞日 2020/10/12

    登録日 2020/10/13

    評点


    鑑賞方法 テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 


    サルー!Salud!

    御茶ノ水の橋の上
    大人っぽい百恵さん
    囁くような話し声も聴き取り易くて有難い