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わが愛の譜 滝廉太郎物語

  • わがあいのふたきれんたろうものがたり
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  • 平均評点

    66.7点(40人)

  • 観たひと

    65

  • 観たいひと

    9

  • レビューの数

    4

基本情報

ジャンル 伝記 / ドラマ
製作国 日本
製作年 1993
公開年月日 1993/8/21
上映時間 125分
製作会社 東映=日本テレビ作品
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督澤井信一郎 
脚本宮崎晃 
伊藤亮爾 
澤井信一郎 
原作郷原宏 
企画佐藤雅夫 
萩原敏雄 
製作高岩淡 
漆戸靖治 
プロデューサー中山正久 
天野和人 
和田仁宏 
撮影木村大作 
美術井川徳道 
音楽佐藤勝 
録音堀池美夫 
照明増田悦章 
編集市田勇 
助監督長岡鉦司 
スチール遠藤功成 

キャスト

出演風間トオル 滝廉太郎
鷲尾いさ子 中野ユキ
天宮良 鈴木毅一
藤谷美紀 芙美
浅野ゆう子 美佐子
柳沢慎吾 坂口
渡辺典子 由比クメ
一色彩子 橘糸重
ベンガル 島崎赤太郎
秋野太作 小山作之助
檀ふみ 幸田延
森本レオ 相原
藤田敏八 古本屋
岡本麗 サク
佐藤しのぶ 柴田環
宮崎淑子 滝民子
神山繁 上原六四郎
勝野洋 滝大吉
榎木孝明 島崎藤村
柴田恭兵 幸田露伴
藤村志保 滝タツ
加藤剛 滝吉弘

解説

『花』『荒城の月』の作曲者として知られる滝廉太郎の恋と友情に生き、音楽活動に燃えた短い生涯を描くドラマ。廉太郎没後九十年を機に、本格的なドイツ・ロケを交えて作られたもので、劇中には滝廉太郎の代表曲やシューマン、ベートーベンらの名曲が挿入されている。監督は「福沢諭吉」の澤井信一郎。脚本は澤井と宮崎晃、伊藤亮爾の共同。キネラ旬報ベストテン第八位。

あらすじ

中野ユキが廉太郎に出会ったのは彼が東京音楽学校へ入学した明治二八年の夏だった。廉太郎は先輩・鈴木毅一と友情を深めつつピアニストとしての道を邁進するが、生来の身体の弱さに無理がたたり療養のため故郷の大分県竹田へ呼び戻される。彼の世話をする女中の芙美は廉太郎に思いを寄せるが、音楽への夢を語る彼との隔たりは大きく、その気持は伝えられなかった。復学した廉太郎は第一回留学生の幸田延の帰朝演奏会に感動し、また由比クメらを中心とした新しい唱歌運動のために『花』から始まる組歌『四季』を作曲、その才能を開花させていく。一方で自分の限界を感じ始めていた毅一は静岡の父が倒れたこともあり、志し半ば故郷に帰っていった。ユキもまた廉太郎の才能に自信を失い、その反動で一層彼に惹かれ始めていくが、幸田延の推薦もあり廉太郎より先に第二回留学生に選ばれた。明治三四年、遅れて廉太郎もドイツ留学を果たすが、ライプチヒ音楽院に入学した彼は自分の力を思い知らされる。ユキもまたベルリンで才能に行き詰まりを感じ始めていた。だがドイツという異郷で再会した二人はお互いに協力しベートーベン『熱情』の譜面へと向かっていく。そして遂に二人の思いが通じ合った。だが『君のためにピアノ曲を書くよ』と廉太郎は言い残し、再発した胸の病を隠すためユキを残して去っていく。日本へ帰国した廉太郎は病と戦いながらユキに捧げるピアノ曲『憾うらみ』を書きあげる。だが無情にも二三歳十か月という若さで、彼は世を去るのだった。

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