第2次世界大戦を題材に、過酷な戦地での男たちの友情と生き様を描いたヒューマンな戦争映画。戦場の殺戮を徹底したリアルさで再現し、ドキュメンタリー映画の迫力さえ帯び話題となった。監督は「アミスタッド」「シンドラーのリスト」のスティーヴン・スピルバーグ。製作は「ツイスター」「ビバリー・ヒルビリーズ じゃじゃ馬億万長者」のイアン・ブライス、「ブロークン・アロー」のマーク・ゴードン、「12モンキーズ」のゲイリー・レヴィンソン、スピルバーグの共同。脚本は「グース」のロバート・ロダット。撮影は「シンドラーのリスト」でもスピルバーグと組んだヤヌス・カミンスキー。美術はフランシス・コッポラ監督の「ドラキュラ」でアカデミー賞にノミネートされたトム・サンダース。音楽のジョン・ウィリアムス、編集のマイケル・カーンは共にスピルバーグ作品のほとんどを手がける常連。出演は「フィラデルフィア」「フォレスト・ガンプ/一期一会」のトム・ハンクス、「レリック」のトム・サイズモア、「彼女は最高」のエドワード・バーンズ、「ゴッド・アーミー 悪の天使」のアダム・ゴールドバーグ、「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」のマット・デイモンほか。98年度(第71回)アカデミー賞最優秀監督賞(スピルバーグ)を受賞。98年キネマ旬報ベスト・テン第2位。