真山杉奈(相武紗季)は、可愛らしい外見とは裏腹の風変わりな大学院生。“怖いことを考えることによって、本当は存在しないお化けが生まれる”という独自の“ネック理論”を証明するための研究に打ち込んでいた。そんな杉奈に夢中なのが、同じ大学に通う熱血スポーツマンの首藤友和(溝端淳平)。ある日、首藤は思い切って告白するが、返事の代わりに彼女の実験に協力することに。その実験とは、ネックマシーンという名の大きな木箱に入れられ、首だけ外に出した状態でホラー映画を見続けるというもの。1人で研究室に放置されてビデオを凝視すること数時間。戻ってきた杉奈は急いで箱の中を改める。だがそこには、何もなかった。肩を落とす杉奈。ネック理論による仮説では、首藤の怖い想像によって箱の中にお化けが生まれているはずだったのだ。怖がらせ方が違うのではないかと考えた首藤は、ある“怖がらせのプロ”の協力を得ることを提案。そのプロとは、人気ホラー作家の越前魔太郎(平岡祐太)。だが実は、越前は極度の怖がり。美人編集者の赤坂英子(栗山千明)と一緒にお寺に来ていたところに、“崇史くーん!”と彼の本名を呼びながら、杉奈が現れる。実は、杉奈と越前こと古里崇史は幼なじみ。子供の頃に杉奈から聞かされた怖い話が、彼のトラウマになっていたのだ。結局、越前は杉奈のネック理論実証実験に協力することになってしまう。 後日、用意した実験場所に杉奈、首藤、赤坂を連れていく越前。そこは以前、人形に取り憑かれた人形師が、人形に襲われるという怪奇現象が起こった人形屋敷だった…。杉奈の実験は成功し、お化けは生み出されるのか?!果たして4人は、無事ここから脱出できるのか?!ドキドキの一夜が始まる!!