YouTubeでカラー版を見る。ここで紹介されているようなコメディではない。東宝の「地球防衛軍」とは逆に戦争で男性が滅んだ火星から男を繁殖のための奴隷にするためにやって来た女。ロンドンに着陸するはずだったが気流の影響でスコットランドの片田舎に不時着。乗ってきた円盤型ロケットが自動修復する間に小さな宿にやって来る。宿には、女主人に頭の上がらない男。そこで働く女。その子。刑務所から脱走してきた女の恋人。右半身が不自由な使用人。夫から逃げてきた美しい女性。そして、未確認飛行物体を追って道に迷ってしまった科学者と新聞記者。この辺りはイギリス版の「透明人間」を彷彿させる。短い尺の間に明瞭な人間ドラマと火星人の恐怖。恐ろしいロボットなどなど見せ場はたっぷり?黒づくめの火星人の衣装もなかなかのもの。雨で中止になった野球の代わりに懐かしい雰囲気のSFホラー・・・。