2024年第67回サンフランシスコ国際映画祭コンペティション部門最高賞グローバル・ビジョンアワードに輝いた、森山未來主演の人間ドラマ。卓は幼い頃に自分と母を捨てた父の元に行くと、父は認知症で別人のように変わり、父の再婚相手は行方不明になっていた。監督は、長編デビュー作「コンプリシティ/優しい共犯」で2018年第19回東京フィルメックスコンペティション部門観客賞を獲得した近浦啓。卓を森山未來が演じ、卓の父を演じた藤竜也が2023年第71回サン・セバスティアン国際映画祭シルバー・シェル賞(最優秀俳優賞)を受賞。サン・セバスティアン国際映画祭ではサン・セバスティアンの文化財団アテネオ・ギプスコアノが独自の視点で選ぶアテネオ・ギプスコアノ賞も受賞している。