<映画は戦場だ! サミュエル・フラーの映画魂>の上映作品。
オットー・プレミンジャー監督・出演作。サミュエル・フラー共同脚本(ノンクレジット)。オットー・プレミンジャー扮する、賭博で国費を使い込んだ在米ドイツ領事は、秘書が本国へ報告するのを止めるためにある企みをするのだが、ヒトラーの演説の最中に殺される。ナイフで刺され、銃で撃たれた死体だが本当の死因は毒殺で…
1943年作品なので、ナチスが現存した時代の作品。ドイツ領事館に配属された警察官はユダヤ系アメリカ人。ナチス党員とアメリカ人警官との対立や、生真面目な領事秘書と領事に虐げられるその妻のドラマなど捻りがあって面白い。